撮影日記


1998年10月18日(日) 天気:くもり

水量豊富な常清滝

台風一過の晴天!と,いう期待は裏切られてしまったが,天気予報では午後から天気は回復するという。これなら撮影は可能だ。こんな日には,常清滝の水量に期待したい。そこで,お昼ころに現地に着くように出発した。
 常清滝へ行くとき,私の通常のルートは,次のようなものだ。まず,国道54号線を北上する。吉田町の「youmeタウン」のところで左折して県道に入る。中国道の高架をくぐったところの信号を右折して高田ICの方へ進むが,すぐに左へ入る道がある。これが「高北広域農道」だ。これをずっと進むと,やがて国道486号線につきあたる。これを左へくだっていくと,三江線の式敷駅の近くに出る。右折して踏切を越え橋を渡ると,常清滝への案内看板が見えるだろう。橋を渡ると,国道375号線につきあたる。そこを左折すれば,常清滝まであと数kmだ。

こういう日だから,気がかりなのは天気である。そこで,NHK第1放送を聞きながら走った。ニュースによれば,JR三江線の三次と口羽の間が運転を見合わせているという。もしかすると,作木付近で,がけ崩れでもあったのだろうか。少しだけ気にしながらも,それほど深刻に受け止めずに運転を続けた。そして,式敷駅の近くにくると,前方に続く川根方面への道が通行止めになっている。それは,三江線とほぼ平行して走る道なので,がけ崩れはこの付近であろうと考えられた。その道は,国道375号線が工事で通行止めだったときに通ったことがあるが,極めて狭い道である。
 江の川を渡って国道375号線につきあたると,なんとそこも通行止めの表示がある。国道375号線のどちら側だろうか,左をみると,すぐ先で工事をしている。あら,これは通れないわ。
 しかたなく,右折して三次に出ることにした。そして,国道54号線に戻り,布野村まで走る。そこから,作木へ続く新しい道ができているのだ。布野村のかなり北の方まで行かなければならないので,かなり遠回りに感じるが,道は非常に快適である。結局,現地に着いたのは,14時ころになった。

常清滝は,期待通りの大瀑布と化していた!

ごくたまにだが,強い日差しもあり,それなりにシャッターが切れたものだ。しかし,こういう日だからカメラマンも多く来ており,ベーカムを携えたNHKテックのカメラマンまで来ていた。
 展望台の上からはそれなりに撮れたが,下からはとても撮れる状態ではなかった。なんといっても水量がものすごいのである。飛沫もすさまじく,しばらく立っているだけで,ずぶぬれになってしまうのだ。それでも,何コマかシャッターを切った。当然ながら,帰宅してからの手入れは念入りにしておいたもの。
 しかし,こういう日にこそ,「ピカイチカリブ」か「ぬれてもピカソ」を持っていくべきだったと後悔。


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