撮影日記


1998年08月22日(土) 天気:曇りそして夕立

ジャンクかごは楽しい

今日はカメラ店めぐりをしようと思った。まずは,キタムラである。キタムラには「中古品の価値がわかっていない」店があるようで,ときどきびっくりするような安いもの,あるいは高いものが出てくる。
 まずは祇園店だ。そして高取店へ行くルートが,順路としてちょうどよい。また,この2店は,そういうびっくりする値段がついていることが多い店である。

祇園店には,あまりめぼしいものはなかった。ただ,中古品ウィンドウの隅にあった古いコニカがちょっと気になる。
 続いて高取店に移動。ここにもめぼしいものはない。しかし,ジャンクかごのなかに,非常にきれいな「Mamiya」のストラップがあるのを見つけた。値段がついていない。店員さんに聞いてみると,それはウィンドウの中にある「Mamiya 7」の付属品だとのこと。店員さん,謝ってくれた(^_^;
 さらにジャンクかごの中を探索してみると,「ニコンピカイチテレクォーツデート」を発見。ここはジャンクかご,故障していることが前提である。さて,このピカイチは動くのかどうか?

電池が入っていなかったので,別のジャンクカメラに入っていた単3電池2本をピカイチに入れて動作チェック開始。レンズバリアはちゃんと開閉するし,バリアを開けることで電源も入るようだ。広角と望遠の切りかえもちゃんと動作する。AFはどうだろうか?あちこちへ向けてシャッターを半押ししてみるが,ファインダー内の表示も被写体の距離に応じてちゃんと動くし,レンズもそれ相応に繰り出してくるから,ちゃんと動いているのだろう。AEはどうだろうか。裏蓋を開け,ある接点を押さえたまま(そこを押さえておくと蓋が閉まっていると認識されるので,シャッターが動作する)明るい方へ向けたり暗い方へ向けたりしてシャッターを切ってみると,絞りはちゃんと閉じたり開いたりする。さらに,暗いところへ向けるとシャッターレリーズボタンの半押しでフラッシュが飛び出してくれる。このあたりは正常なようだ。
 AFやAEの精度まではわからないが,とりあえずフィルム送り関係以外は動くことがわかったのでお買い上げとした。800円なら使えなくても「部屋の飾りの小物」くらいにはなるし,レンズだけなにかに流用するのもおもしろそうだ。
 さっそく持って帰ってNEOPAN PRESTO100を詰めてテスト撮影。そしてすぐに現像。おお,ちゃんと写っている。これは使えそうだ。

しかし,日付の写しこみはできないようだ。そこが「故障品」だったわけだ。でも「故障」が「それだけ」ならいいのだ。写真を撮ることについては支障がないわけだから。
 ジャンクかごから,このような「あたり」を引き当てるのは,ほんとうにおもしろい。


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