撮影日記


1998年06月30日(火) 天気:はれのちくもり

AF Zoom-NIKKOR ED 70-300mm F4-5.6Dを買おう

ここ数カ月あまり,300mmレンズの購入を狙っている
 300mmレンズの購入に踏み切ろうと考えるようになったのは,「鉄」写真にチャレンジするためである。現在所有しているニッコールレンズは200mmまでなので,TC-200やTC-16ASといったテレコンバータにかなりお世話になってきたものだ。
 300mmレンズの購入を考えるとき,いくつかの選択肢があるだろう。たとえば,ニッコールにするか,それ以外にするか。単焦点にするか,ズームにするか。単焦点でも,F4クラスにするか,サンニッパにするか。
 まず,当然であるがニッコール以外のレンズは却下である(笑)。さらに,予算の都合と,そのあまりにもの巨大さのために,サンニッパは却下である。300mmをカバーするズームレンズとしてAi Zoom-NIKKOR ED 50-300mm F4.5Sというレンズも有名だが,これもサンニッパ同様に却下。
 そうなると,検討の対象は次のようなレンズになってしまう。
 (1) Ai NIKKOR ED 300mm F4.5S
 (2) AF NIKKOR ED 300mm F4S
 (3) Ai Zoom-NIKKOR 100-300mm F5.6S
 (4) AF Zoom-NIKKOR 75-300mm F4.5-5.6S
 (5) AF Zoom-NIKKOR ED 70-300mm F4-5.6D
 最初は,やはり単焦点レンズにこだわることを考えた。 (2) が多少なりともレンズが明るく,「鉄」のような移動する被写体を狙うには有利だと考え,まずはこれに狙いを定めた。しかも,中古になるとかなり割安感のある値段がついていることが多いのだ。
 だが,サンニッパほどではないといえども,やはり大きく重い。クルマで乗りつけられるようなところでばかり撮るならいいが,私の場合,かならずしもそうではない。マミヤプレスの 250mm もたいがい重いのに,さらにもう1本,重いレンズをもつのはどうかと思ってしまう。
 さらに,現状の機材で撮っているうちに,どうも「鉄」を撮るときは,「ズームの便利さ」が重要ではないかと感じるようになったのである。相手は私の意志とは無関係に移動する物体だ。何時間も待ってようやく一瞬のチャンスが訪れる被写体である。画質優先で悠長にレンズ交換などしているヒマはないのである。
 そこで,ターゲットが「(4)か(5)」に変わったのである。
 EDレンズ使用で小型軽量((2)の半分以下!)な(5)が当然狙い目となるが,いくつかの懸念もある。1つは小さすぎるのではないかということ。(4)にはあるような,三脚座もないのである。もう1つは,ヘリコイドが軽過ぎて,マニュアルでのピントあわせがつらいのではないかということである。
 これはもう,実際に触ってみるしかない。「カメラのドイ」へ行って,(4)(中古品¥32,000)と(5)(新品)の両方に触らせてもらった。結果,(5)の操作感は思ったほど悪くない!フィルター枠がくるくる回ってしまうのはしかたのないところ。
 あとは「値段」だけの問題である。 多くの店が¥4*,*00 を提示するなかで,3万円台を提示する店もあった。今のところ¥3*,000 を提示する某店が一番安い。
 なお,今回は珍しく「新品」の購入を考えている。


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