撮影日記


1998年06月02日(火) 天気:あめ

30000

今日,6月2日午前中に,「INFO BAZAR」のアクセスカウンタが30000を越えた。アクセスカウンタ設置以来,2年3カ月である。ようやくここまでたどり着いた。これまで「INFO BAZAR」をご覧いただき,メールなどくださったみなさまに,深く感謝の意をあらわしたい。
 さて,今夜はひさしぶりにフタバ図書「メガ」に行ってきた。ここは一般書から専門書まで豊富に揃っている大規模書店であり,午前0時まで営業しているところがありがたい。
 そこで雑誌のコーナーをうろうろしてみると,朝日ソノラマの「クラシックカメラ専科」No.46で「ニコンワールド」というのが出ているのを見かけた。ニコン様の特集ならばと,すかさずゲット。帰宅してじっくり読んでみると,「初期型ニコンFの分類」という記事があった。結局は,初期型にかぎらず「ニコンF」の分類について述べたものである。
 「ニコンF」はチタン幕シャッターがウリの1つだったはずだが,ごくごく初期の100台ほどは布幕であるなど,ほんとうにこと細かく記述されている。
 さて,私の手もとにあるFのナンバーは6887079だから,かなり後期のものと言えよう。この本にも書かれているが,上3桁が670中期以降のボディは,初期のニコン特有の「富士山マーク」が単なる「Nikon」に変わっている。
 また,この時代のアイレベルファインダー接眼窓は「丸型」になっていると記述されている。しかし,うちのFのファインダー接眼窓は四角形のままである。ファインダーだけ,より古いものがついていたということであろうか。
 この本の記述を読むだけでは,四角窓の時代のファインダーには「Nikon F」と刻まれていることになっているが,うちのファインダーは単に「Nikon」になっている。この本の記述だけにしたがえば,四角窓ファインダーであるにもかかわらず丸窓ファインダーの特徴を有していると言える。
 つまり,一口に「ニコンF」と言っても,細部まで細かくみていくと,膨大なバリエーションが存在するということだろう。世には「F」だけを収集する人もあるらしいが,こだわりだすと深みにどっぷりとはまってしまうのだろう。
 「ニコンF」をコレクションの対象にするのもいいが,やはり高級機は,実際に撮影に使ってこそ価値があるというもの。


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