撮影日記


1998年05月17日(日) 天気:はれ

1年ぶりの常清滝

今日は,1年ぶりに常清滝へ行った。昨年の5月18日以来だから,まさに1年ぶりだ。土曜日にかなりの雨が降ったので,今日は水量が多いに違いないと目論んでいたのである。
 国道54号線を吉田町まで走り,左折して県道6号線に入る。中国道の下をくぐって右折し,次を左折して高北広域農道へ入り,国道433号線,国道375号線を経由する,何度も走ったルートだが,今の2代目愛車「平成6年式レガシイRS」に乗り換えてからははじめてである。国道433号線の,昨年,ランクルに突っこまれた付近は,とくに慎重に走り抜けた。
 昨年,常清滝では,滝見台,遊歩道および周辺の整備をおこなわれていた。新しい滝見台は見ることができたが,遊歩道や周辺がどのように生まれ変わったのかは,まだ見ていなかった。
 作木村役場について,いままでのようにそこに駐車しようとしたが,なぜか他に駐車しているクルマは1台もいない。役場を出て先へ進むと,新しく駐車場が整備されていた。きれいなトイレもあるので,便利だろう。
 今日は出発が遅かったので,現地到着は11:30ころになった。すでに三脚を立てて滝を狙っている人が何名かいた。だが,なぜかみんなEOSである。なぜ,だれもニコン様を使わないんだ!などと言ったところで,常清滝でのメインカメラは,マミヤプレスであって,ニコン様ではない。三脚を立てて,広角レンズで全景を撮ったり,標準〜中望遠レンズでの撮影はマミヤプレスのお仕事である。ここでのニコン様はサブとして,滝へ遊びに来ている人を画面に入れた構図など,スナップ的に使うのだ。
 ただ,昨日の日記で書いた「リングボケフィルタ」の実験はおこなった。やはり,広角や標準レンズでは,フィルターに貼った黒いフィルムが写ってしまい,効果が得られない。Ai NIKKOR 135mm F2.8SやAi NIKKOR 200mm F4を使うと,きれい?なリングボケや2線ボケを見せてくれた。しかし,今日の被写体は滝,とくに望遠レンズで狙うと,あまり奥行きのある構図がつくれないため,リングボケフィルタの効果を十分に利用することは難しい。
 今朝,起きたときは,まだ空は一面真っ白に曇っており,川沿いや山々は白くもやっていた。常清滝まで行っても撮影は難しいかな,と思いながらクルマを走らせたのだが,上根トンネルを越えると天気は見事な晴れ。その時間ころに全体が晴れはじめたのか,上根トンネルより先はもともと天気がよかったのか,それは知らない。


← 前のページ もくじ 次のページ →