撮影日記


1998年05月16日(土) 天気:雨

リングボケフィルター

愛車の赤外線リモコンキーが壊れた!壊れたのも当然である。洗濯してしまったのだから。
 にしても,ドアロックのたびに,いちいちキーを差しこんで回すのは,面倒である。また,ピピッという音がしないので,ちゃんとロックされたかどうか不安も残る。
 雨なので,一人で中古カメラ店めぐりをした。まずは,前からウワサには聞いていながら行ったことのない,「カメラのキタムラ」あけぼの店である。なるほどウワサ通り,中古カメラの在庫が豊富である。ニコンFの「上物」が何台もあったりするなど,コレクターには魅力的なお店であるのは間違いない。一方で,「珍品」や「格安掘り出し物」はあまりないようだ。ところで,あけぼの店にはフィルムの在庫が豊富にあるように見えた。しかしよく見ると,EPN 120の在庫がない。残念だが,私のフィルム補給基地として使うことはできそうにない。
 今日,見かけた中で気になったものとして,まず「フジカST-F」を紹介しよう。これは,知る人ぞ知る,世界初とされるフラッシュ内蔵一眼レフカメラだ。ただし,レンズ交換はできない。先月,「カメラのドイで」¥10,000,「カメラのミッキー」で¥12,000の値段がついていたのだが,「カメラのミッキー」ではこれを¥8,000に値下げしていた。こういうキッチュなものは,¥5,000未満なら買ってしまいたい気分だが。
 もう1つ,大洲カメラにレチナを模倣したような35mm判のスプリングカメラ(ジュブレッテ?)があった。見せてもらったが,レンズにはコーティングが施された気配がない。シャッターはちゃんと動くが,実際に撮影するのは厳しい感じである。いちおう「ドレスデン」という文字があるのでドイツ製なのだろう。
 とりあえず,いまの私は,AF NIKKOR 300mm F4 EDが欲しいのだ。「鉄」撮影のための装備を充実させたいのである。できればReflex NIKKOR 500mm F8もあったらいいかなと思う。
 ただ,Reflexレンズは,その独特のボケが扱いにくいと聞く。それを体験する簡単な方法をある人から教えていただいた。適度な望遠レンズを使い,フィルタに500円硬貨を貼りつければよい,というのだ。さっそく試したが,たしかにリングボケや2線ボケの効果が簡単に得られる。そこで,傷んだスカイライトフィルタの中央に500円硬貨大の黒いシートを貼りつけて,「リングボケフィルター」をつくってみた。さっそく,明日にでも試用してみよう。
 ところで,「カメラのキタムラ」あけぼの店のウィンドウの片隅に,ニコンの「ルミコントロールML-1」が¥15,000で置いてあったのが気になる。これは一言で言えばワイヤレスリモコンである。走行車両を狙うときなど,複数のカメラをそれぞれレリーズしたいときなどにあれば,きっと便利だろう。うーん,どうしようか。


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