撮影日記


1998年05月10日(日) 天気:あめ

中古カメラの値段

そろそろ,5月のスナップ会の計画をしなければならない。この日記を読んでくださっている方で,スナップ会に興味をもってくださった方は,ぜひご参加いただきたい。
 参加条件として,写歴や機材は一切問わないことにしているが,テーマや被写体によってはそれなりのカメラを使って,いろいろと小細工をした方がよいケースもある。その結果,自分のイメージ通りの絵をつくりだすことができるわけで,作品としての写真つくりが楽しくなるはずだ。
 さて,そういう小細工をしやすいカメラは,やはり35mm判一眼レフカメラである。古いマニュアル式のものならば,かなり安価に入手可能であるので,なにか1つ入手しておきたいと思っている。もし,スナップ会にご参加くださる方で一眼レフカメラを使ったことがないという人があるときに,貸し出すことができればいいかという考えだ。
 そういう事情もあって,中古カメラ店に立ち寄る機会があれば,超安価な一眼レフカメラが出ていないかと気にかけている。
 先日,大阪で何件かの中古カメラ店に立ち寄る機会があったが,さすがに大阪にはいろいろなものがある。オリンパスOM-101やマミヤZEなどという,かなりマイナーだと思われる機種さえ目撃できた。
 いろいろ見ていると,1万円前後でも実用になりそうなものがある。たとえば,フジカST-605やミノルタSR-7などは標準レンズ付きでも1万円未満で見かける。どちらも,中古市場ならば交換レンズの入手にも困らないだろう。しかし,使いにくい面もあるかもしれない。あまりに古いため,故障する可能性もある。
 ところで,ミノルタSR-7であるが,見かけたもののいくつかは「Chiyoda Kogaku」の銘が刻まれている。そう,それだけ古いモデルなのだ。
 ニコンFの場合,前期モデルの富士山マーク「Nippon Kogaku Tokyo」が刻まれているものが,後期モデルの単に「Nikon」と刻まれているものより若干高めの価格がつく傾向があるようだ。しかし,ミノルタの場合は「Chiyoda Kogaku」であろうとなかろうと関係はないように見える。
 やはり古いだけでは,取引価格が不当に高騰することはないのだろう。元々が高級機であった場合や,なんらかの「言われ」がある機種だけが,不当な高価格で取引されるのだ。
 したがって,希少品であるはずの,「マミヤZE」が¥17,000という安価で売られていたのも分相応というところだろうか。


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