撮影日記

1998年04月26日(日)　天気：はれ

陸橋の上から

今週も，可部線を狙ってみた。行き先は，今日も加計駅である。先週は，加計駅の可部方面側，月ケ瀬公園から狙った。そこは駅前の駐車場から近くて便利なのだが，線路の向きがイマイチである。また，背後にスーパーマーケット「サンシャイン」の大きな看板が入ってくるので，あまりおもしろくない。
　そこで，今日は加計駅の三段峡方面側から狙った。カメラを構える場所は，国道186号線(この付近は191号線と重複しているのだが，表示は186号線の方だけのようだ)バイパスの陸橋の上である。このバイパスは，可部線の線路をオーバークロスしている。また，可部線は適度にカーブしており，非常に狙いやすい。歩道も広くて通行人も少なく，撮影に好適である。
　しかし，駅前の駐車場から遠い。さくさく歩いて20分ほどかかる(陸橋付近には駐車できそうなスペースが見当たらないのだ)。そこまで機材を背負って歩かなければならない。

今日は15時台の列車を狙うことにした。三段峡からの列車が加計に到着するのが15:30, 三段峡行きの列車が加計を発車するのが15:52である。
　現地には12:30ころ着いた。時間は十分にある。まず，広角から望遠まで用意して，Nikon F-801を持って陸橋へ向かった。行き道，適当にスナップしながらカメラに残っていたKonica LV100を使い切っておく。本番ではシャッタースピードを稼ぐために，Kodak GOLD400を使うつもりだからだ。

陸橋に着いて，いろいろなレンズにつけかえながら狙うポイントをさがした。その結果として，カメラを3台使うことにした。
　まず，Mamiya Universal PressにMamiya-sekor 250mm F5をつけて，ごく近くのカーブを狙わせる。これは三脚に固定しておき，列車が狙った位置を通過する瞬間にシャッターを切るようにする。
　Nikon FMにTC-200とAi NIKKOR 200mm F4をつけて(400mm F8相当)，遠方の山かげからでてくるところを狙う。これは，陸橋の柵でカメラを固定すればいいだろう。フィルムは，いつものEktachrome Dyna EX 100である。当然，モードラMD-12は装着しておく。
　もう１台，Nikon F-801にTC-16ASとAi NIKKOR 200mm F4をつけて，Mamiya Universal PressとNikon FMで狙う範囲の間を手持ちで追いかける。露出はマニュアル(固定)で大丈夫だろうが，ピントについてはAFに頼りたいところだ。このために，このカメラには感度ISO 400のフィルムを入れたかったのである。

ちなみに，Ai NIKKOR 200mm F4は1本しか持っていない(Ai NIKKOR 135mm F2.8Sなら2本あるが)。Nikon FM で撮ったあと，Nikon F-801の守備範囲に列車が来るまで少し時間がある。その間に，さくさくっとレンズをつけかえればいい。

・・・つづく