撮影日記


1997年12月20日(土) 天気:くもり

小型引き伸ばし機がほしい

6月半ばから,毎日1項目の更新をしてきたが,その連続更新もついに途絶えてしまった。やはり,年末は忙しいものである。ただ,その間,ネタもぼちぼちたまってきたので,またおいおい書いていきたい。
 先日の日記,最後を「ともあれ,できるだけ早期にプリントのできる環境を整えたいものだ」と締めくくったところ,大狸ヒロさんから次のようなメッセージをいただいた。


「ところで、暗室を制作中なんですか?いいっすねぇ〜。うちは狭すぎて暗室をつくろうなどという気にもなりまへん。」

残念だが,うちも暗室をつくることができるような環境ではない。そして,問題は「そこ」なのだ。
 実は,実家に使われていない引き伸ばし機がある。LUCKY 450M-Cという大型のものだ。4×5判まで対応しているのがうれしい。ラッキーカラーメーターもあるので,その気になればカラープリントをやってもいいわけだ。もっともカラーの場合は薬品の管理がシビアになるので,するつもりはないが。いま,暗室をつくることができる状況であれば,この引き伸ばし機を奪い取ってくれば話は早い。
 しかし,先にも書いたように,いま暗室をつくることができるような環境はない。そこで,考えていることは,浴室を利用することだ。うちの浴室には窓がない。だから,ドアに暗幕を垂らせば,それだけで立派な暗室になる。しかも,水の便もよく換気扇まである。暗室として利用するのに,非常に好都合な空間である。ただ,あくまでもここは入浴が主目的の場所なので,機械や薬品を常置するわけにはいかない。
 そこで,小型の引き伸ばし機がほしい,という状況なのである。入門用モノクロ引き伸ばし機としては,フジのB型が定番だろう。価格も手ごろである。だが,B690の重量は10kg近くもある。使うときだけ浴室に運びこみ,終わったらさっさと片づける,という運用をするには,厳しい重量だ。また,将来LUCKY 450M-CとFUJI B690の2台を持つことになると,さすがに「じゃま」である。
 写真用品ショーカタログを調べてみると,LPLから重量4kg程度の小型引き伸ばし機が発売されている。35mm判専用で六つ切りまでしか伸ばせないものの,このサイズなら,ふだんはどこかにかたづけておいて,使うときだけ浴室へ運びこんでの運用も可能と思われる。価格も安価であるので,いまかなり興味をもっている。どなたか,使っている方あるいは使ったことのある方は,その使い心地など教えていただければ幸いである。


← 前のページ もくじ 次のページ →