撮影日記


1997年11月11日(火) 天気:晴れ

カメラマンには
どんなクルマが似合うのか

カメラマンはプロ,アマ問わずワゴン車に乗る。そんなイメージを持っていないだろうか?
 たしかに,いつも会社から仕事をお願いするプロカメラマン氏は,カリーナ・サーフに乗っておられる。たしかに,多くの機材を積み降ろしする必要があるときには便利である。私も,初代愛車から2代目愛車に乗り換える間,一時的にファミリアのバンに乗る羽目になったが(1997年8月7日の日記を参照),撮影に出かけるにはたしかに便利であった。
 だが,私はセダンを買った。レガシイといえばワゴンだよ,という周囲の声も大きかったが,ワゴンに乗っていたらまるでカメラマンみたいに見えてしまうので,いやだ(笑)。

さて,昨日の日記にも書いた筒賀の大イチョウのすぐ横に,筒賀中学校の駐車場がある。学校関係者以外は駐車してはいけないことになっているが,訪れる人はみんなそこに駐車している。学校がお休みの日は,まあ大目にみてくださるのだろう。多くの人が訪れるのはこの時期だけだろうし。
 その日に見かけたカメラマンの大半は,なぜかキヤノンEOSを使っていた。あとはニコンが少々。そのなかには,Nikon F5,Nikon F4もあった。ただ1人だけ,ローライフレックスSLX(箱型6×6判一眼レフカメラ)を持参していた強者もいた。そのおじいさんは,ローライフレックスSLXを手持ちで,あっという間にフィルム1本撮りきったようだ。そして,さっさと帰っていったが,彼が乗っていたクルマは「軽」であった。
 よくみると,クロカン4WDやRV車に乗ってくるのは,一家総出と思われる集団である。他のカメラマンたちは,ふつうのセダンに乗り合わせて来ているようだ。
 ときどき,高級車もやってくる。しかし,乗っているのはカメラマンではない。取り出すのはふつうのコンパクトカメラかレンズ付きフィルムだ。カメラマンには高級車は似合わないのかな?でも,先週,mahalさんと訪れたとき(1997年11月3日の日記を参照)は,mahalさんのクラウン(3,000cc)だった(笑)。
 スポーツカーもやってくる。ロードスター,ランエボからNSXまで,いろいろやってくる。でも,中から出てくるのは基本的に若いカップルである。彼らが取り出すのも,コンパクトカメラかレンズ付きフィルムだ。

結局,いかにもカメラマンっぽいクルマで訪れたカメラマンは,いなかったのである。ローライフレックスSLX氏が「軽」で,高級車氏がレンズ付きフィルムということから,なにが言えるだろうか?

「カメラもクルマも金がかかる。両立は難しい。」

つまりは,これだ(笑)。

Mamiya Universal Press, Mamiya-sekor 250mm F5, EPN

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