撮影日記


1997年10月13日(月) 天気:ねむい・・・いい天気だあ

滝の中は・・・・

先日,ひさしぶりに三段峡へ行った。そして,以前から実行してみたかったことを実行した。それは,滝の中を撮影すること(1997年10月10日の日記を参照)。
 普通のカメラで滝の中,水中を撮影するわけにはいかない。カメラは基本的には水に弱い機械なのだ。私がふだんよく使う,古いメカニカル式のものは,万一,水没してもあとのメンテナンス次第では助かることもあるそうだ。しかし,最近の電子制御カメラの場合は,メカニズム部分は助かったとしても電気回路がほぼ確実にやられてしまうらしい。水の侵入によって回路がショートし,半導体素子などに必要以上の負荷がかかって壊れてしまうのであろう。
 そこで,水中の撮影にはそれなりの装備が必要になる。もし,あなたが本格的なダイビングなどを考えているなら,カメラもそれなりに本格的なものが必要になるだろう。
 私がいま企んでいる水中撮影は,せいぜい手の届く範囲,足の届く深さである。ニコノスなどの本格的な水中カメラを買うにはそれなりの出費が必要なので,私は防水コンパクトカメラを物色していた。そして,7月にニコンピカイチカリブを入手した。その経緯については,7月26日の日記を参照していただきたい。ここでもう一度,簡単にふれておくと,ニコンピカイチカリブは,水深3mまでの撮影に耐えられるという防水カメラなのである。
 そして,冷たい水にピカイチカリブを沈めてシャッターをきった写真が仕上がってきた。ファインダーを覗かずにシャッターをきっているので,カメラが予期せぬ向きを向いているものもある(笑)。水面の波によって水中に差しこむ光がゆらゆらゆれているようすが写っているコマもある。
 滝壺に落ちる水がはっきりと写っているものもあった。今回撮影した娘滝は,それほど大きい滝ではない。だから,滝壺といっても,ごくごく小さいものである。とはいえ,その中のようすは,地上からではよく見えない。写真で見る滝壺の中は,概ね予想どおりであった。岩が見えており,上から落ちてくる水によって,細かい泡が発生しているだけである(笑)。
 しかし,これは案外病みつきになるかもしれない,と感じている。

Nikon L35AWAD, GOLD400

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