撮影日記


1997年08月04日(月) 天気:くもりときどき雨

ひろしま世界化石ミュージアム
ふたたび

今日の夕方,職場に昨日の事故の相手の人が来た。かすり傷とはいえ,私のほうが少しケガをしていたので,お見舞いだという。うーん,こちらが恐縮してしまう(過失割合は相手の方が圧倒的に大きいのは間違いないが,さすがに10:0にはならないらしく,調整中とのこと)。

さて,先週の話になるが,金曜日,仕事で宮島へ撮影に行った。いや,私は,撮影しない。いつも仕事をお願いしているプロカメラマンさんに撮影していだくので,私はそれに立ち会うだけである。以前にこのコーナーで紹介した,「ひろしま世界化石ミュージアム」に展示されているサンプルを撮影させていただくのだ(1997年5月1日の日記を参照)。
 ここの特徴は,すべて本物を展示しているということ。レプリカは1つもない。だから,ショーケースから出して撮影する場所まで運ぶのがものすごく緊張するのである。しかも相手は「石」。超重いのだ。

撮影に先だって,館長さんから「これ,宮島の新商品,食べてみて」と渡されたものがある。なんだろう,と思ってみてみると,「もみじまんじゅう」のあんこのかわりにアイスクリームをいれたものである。言ってみれば「アイスもみじ」かな。けっこう変わっていておもしろい。
 ところで,いかに平日(金曜日)とはいえ,宮島の人通りは少ない。このミュージアムもあまりお客さんがはいってこないので,ゆっくり撮影ができたわけだ。これを読んでいるあなた,ぜひ一度,このミュージアムを訪れてはいかがだろうか。ほんとうに「いい」サンプルがたくさんあるのだから。

さて,プロカメラマンは,この日はペンタックス・ロクナナを持ってこられていた。ハッセルじゃないのが残念。
 それにしても,恐ろしいくらい機材が使いこまれている。タクマーレンズも,ハスキーの三脚も,塗装が剥げたりして,長年仕事をしてきた重みを感じさせてくれる。しかし,ペンタックスのボディーが意外ときれいであった。よ〜く見ると,「67」である。「6×7」ではない。ファインダーは「ASAHI PENTAX」になっているので,まさにボディだけ新しいのだ。
 そのことを指摘すると,「あはは,気がつきましたか」。長く使っていくと,ボディはどうしてもメカニズムが傷んでくるらしい。だんだんとシャッター(とくにシンクロ)が信頼できなくなるらしいのだ。

土曜日の「月例スナップ会」(1997年8月2日の日記を参照)のあと,また中古カメラ店を覗きにいった。私はニコンの望遠レンズを物色するためである。しかし,適当なターゲットがなかった。ハッセルはやっぱり高いし,とくに見るものもなかった。しかし,1件でニコンピカイチカリブが¥36,000で売られているのを見たとき,私は「いい」買物をしたのかな,と思ってしまった(¥13,500で買ったばかりである。1997年7月26日の日記を参照)。ニコノスもみかけなかったが,「ハニメックス アンヒビアン」があるのには驚いた。はじめて実物を見た。これは,耐水深45mの,本格的な水中コンパクトカメラである。しかし,「コンパクト」というには抵抗がある。このカメラはけっこう大きいのだ。


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