撮影日記


1997年07月22日(火) 天気:はれ

お部屋のお片付け

愛車が入院していた期間,お散歩写真とともに力をいれていたものがある。それは室内の静物写真である。
 室内での撮影では,いわゆるライティングというものがより一層重要になる。屋外では,自然の光を利用すればよいのだが,室内では光をつくってやらねばならないからだ。
 1つの方法としては,電球を使う方法がある。自然な色を得るために,電球の色を見極め,適切なフィルターを用いる方法などがある。これは,それなりの勉強をしておかないと難しいであろう。モノクロフィルムを使うことで,色の問題をごまかすのも1つの方法であり,逆に,電球による暖色系の発色を利用する方法もある。
 もう1つの方法としては,フラッシュを使う方法がある。かなり自然な色に近い発色が得られる。しかし,ほんの一瞬しか光らないため,被写体に十分に光がまわっているか,不必要な影や反射がないかなどを見極めるのが難しい。影を目立たなくするために増灯したりすると,露出の決定も難しくなる。
 技術的なことは,段階露出をするなどしてある程度カバーできるであろう。もっとも重要なものは,「いい被写体」をつくることだと思う。
 先日,ひさしぶりに観葉植物を買ってきた。それそのものを被写体にするため,あるいは被写体に添えてみたりバックを構成するために使うつもりだ。
 今回買ってきたものは,サンセベリア(和名トラノオ),ディフェンバキア,フィロデンドロン・セロウムの3つである。ディフェンバキアとフィロデンドロンはともにサトイモ科の植物である。エピプレムナム(通称ポトス)といい,モンステラといい,観葉植物にはサトイモ科のものが多いと感じる。
 さて,これらを通常は室内に置くために,部屋の整理をおこなった。こういうときでないと,なかなか片づけることをしないものだ。整理した結果,室内の観葉植物は8鉢になった。オリヅルラン,フィロデンドロン・セロウム,ディフェンバキア,エピプレムナム,サンセベリア,ノリナ,テーブルヤシそしてテーブルヤシとソテツの寄せ植えである。
 鉢を増やしてしまうと,朝の水やりがたいへんなのだが……。


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