撮影日記


1997年06月25日(水) 天気:雨のち晴れ,のち地震

マミヤプレス,高いか安いか

18:50ころ,広島でも体に感じる地震があった。広島で体に感じる地震は,はっきり言って少ない。震度3だから,たいしたことないはずだが,みんなけっこう怯えていた。
 そのとき,私は職場にいた。部屋の隅にあるパソコンが突然ゴソゴソ音をたてだした。もしかして地震かな?と思って数を数えてみた。約6秒後,本格的にゆれだした。30秒くらい続いただろうか,揺れはおさまった。初期微動継続時間は約6秒と考えられるので,震源までの距離は,およそ45kmと考えられる。
 後の報道によると,震源は山口県北部,震源の深さは約20km,マグニチュードは5.9,島根県益田市で震度5強を記録している。震源までの距離は,およそ65kmになる。中国地方は,NE-SW方向の断層が多く存在するが,理科年表によれば1885年以降,山口県北部を震源とした被害地震はない。その前,1872年には浜田市沖を震源とするM7.1の地震があり,大きな被害が出ていたが,中国地方西部はどちらかというと地震の少ないところである。

さて,先日の中古カメラ店めぐりの続きを話そう。
 ある店には,なんとマミヤプレスが4台もあった。実は,今使用しているMamiya Universal Pressは距離計がずれてしまっている。いつもの撮影は,ピントグラスでルーペを使って合わせているので問題はない。しかし,「プレス」の名前にあわせて,昔の報道カメラマンのような撮り方でカッコをつけてみたくも思う。修理に出したいのだが,その間,撮影ができないのがつらい。
 Mamiya Universal Press以前には,Mamiya Press Super23というモデルが発売されていた。これは,後部アオリ撮影が可能なモデルである。アオリ撮影に対応したレンズが,沈胴式のMamiya-Sekor 100mm F3.5だけなので,実用性は「ない」という意見もあるが,アオリ撮影にはやはり興味がある。そこで,Mamiya Press Super23の「本体だけ」が安く手に入れば買ってもいいかな,と考えている。そこで,値段を見てみた。
 え?そんなに高かったっけ?
 どれも,レンズ,フィルムバックのセット価格である。最終モデルであるMamiya Universal Pressは2台あった。これらは状態がいいのか,¥70,000くらいの値段がついている。Mamiya Press Super23は旧型のクロームボディと,新型のブラックボディが1台ずつあった。クロームボディには,旧型のクローム鏡胴レンズがついている。これも,¥60,000くらいの値段がついている。意外と高い。ところが,ブラックボディは,¥44,000と比較的安い。マミヤプレスはそれくらいの値段でなければいけない,と思っているのだが……。しかしそれは,附属しているフィルムバックが6×7判用だった。マミヤプレスは,やっぱり6×9判で撮らなければ意味がないということか。


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