撮影日記


1997年02月23日(日) スーパーいい天気

ようやく,大きな仕事に一段落ついた。
 ようやく,カゼがよくなってきた。
 ようやく,移動性高気圧がやってきた(笑)

今日は,午前2時に活動開始。目的は,「ヘール・ボップすい星」を見るためでである。今日は,満月なので朝まで明るい月が夜空を明るく照らすので,撮影はまず無理だろう。そのかわり,地上のようすがよくわかるので,半月後の新月のころに撮影を実行するためのポイントさがしには好都合である。ヘール・ボップすい星はかなり低いところに見えるので,東から北東によく開けたところが必要である。さらに,すい星は淡いものだから,空が十分に暗くなければならないことはいうまでもない。
 昨年の,「百武すい星」よりも大きいといわれる「ヘール・ボップすい星」であるが,観測のための条件は決してよくないようだ。そこで,「満月の夜にどれくらい見えるか」というのも興味の対象になっている。
 おおよその地点に到着し,都合のよい方角によく開けたところをうろうろさがして,4時15分ころようやく落ちつく。空には明るいお月さま。星座の形も判別しにくい状態。天文雑誌に載っていた予報図をもとに,たぶんこのあたりだろう,と思う空を見上げると,それらしいものが見える。しかし,空が明るいため,肉眼では他の星と区別がつかない。小型の双眼鏡でそれを見るとかすかに尾が識別できて,ヘール・ボップすい星が確認できた次第。
 6時になると,こんどは朝の明るさがやってくる。
 「せっかくここまで来たのだから・・・・」ついでに,またまた懲りもせずに常清滝へ向かう。そう,ヘール・ボップすい星の見物場所に選んだのは,常清滝へ向かう途中。
 ここ数日の寒波の影響で,多少は凍っているかと期待する。作木村役場にクルマをとめて,双眼鏡で滝を見ると,水がごうごう流れている。やっぱり凍っていなかった。しかしながら,周辺には雪がたくさん残っているようでもあり,最小限の機材をもって滝へ向かう。
 ついてみると,滝はごくごく部分的だが凍っており,とりあえず撮影ができたのであった。

そして,三滝寺に寄って,お昼に帰着。では,おやすみ。

Mamiya Universal Press, Mamiya-sekor 100mm F3.5, EPN

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