撮影日記

2022年01月22(土)　天気：曇

Kodak DCS 200のシリアルナンバー

1月20日から「まん延防止等重点措置」の対象が，広島県，山口県，沖縄県にくわえて，東京都など13の都県にも適用されるようになった。大阪府もそれらと同じくらい感染者数が目立ってきていたが，ようやく要請をおこなった状態であるのは，すこしばかり不思議に感じる。さらに，広島県，山口県については，適用の延長を検討しているとのことである。

eBayに，久しぶりにKodak DCS 200が出品されていた。Kodak DCS 200は，1992年に発売されたデジタル一眼レフカメラである。市販されたデジタル一眼レフカメラとして，カメラ部とデジタル処理部と記録メディア部とがはじめて一体化されたものになる。全世界で販売された数は，3240台ということになっている(*1)。けっして多いものではないが，幻とか「激レア」とかいうレベルのものではなく，インターネットオークションなどに，たまにあらわれる。わたしは，1年少々前に入手できた（2020年10月14日の日記を参照）。
　わたしが入手したKodak DCS 200のシリアルナンバーは，「0060」であった。もしかするとこれは，ものすごく初期の番号ではないか，と考えた。そこで，ほかにもKodak DCS 200の出品があれば，シリアルナンバーを確認するようにしていた。今日，３つめのシリアルナンバーを確認することができたのである。これまでに確認できたシリアルナンバーは，つぎのようになる。

わたしが入手したものは0060だが，ほかに確認できたものは，7000番台と9000番台である。3240台しか販売されなかったのに，0番台から9000番台まで存在するのは，どういう事情か。それらは，モノクロモデルなど特殊なバージョンではなく，おなじKodak DCS 200ci，カラー撮影用でハードディスクドライブを内蔵したタイプであるから，ふつうに考えて続き番号が与えられるはずである。
　もし，Kodak DCS 200のシリアルナンバーは7001からはじまっており，9999のつぎは10000ではなく0000になっていたとするならば，そのまま0240までの番号が与えられることになってたかもしれない。もしそうならば，0060というシリアルナンバーの個体は，はじめのころに製造されたものではなく，終わりのころに製造されたもの，ということになる。今後，どんなシリアルナンバーが見つかるか，観察は続けていくことにしよう。

＊１　Kodak社製初期プロ用一眼レフデジタルカメラを日本カメラ博物館へ寄贈　（コダック株式会社）
→http://wwwjp.kodak.com/JP/ja/corp/news/2011/0404.shtml