撮影日記


2022年01月06日(木) 天気:曇

関式サロン露出計の箱が来た

沈静化したかに思われたCOVID-19の感染者数が,年明け以後,不気味に増加している。年末年始に大勢の人が移動したことが影響していると考えられているようだが,東京都や大阪府よりも,沖縄県や山口県での感染者の報告が増えていることに特徴がある。これは,アメリカ軍の基地が感染源になっていると考えられているようだ。今朝の新聞によれば,山口県および広島県でも,まん延防止措置を適用するよう検討をはじめているとのことである。この年末年始に,大阪に帰省できたのは,まさにそのタイミングしかなかったのかもしれないと思われた。
 新年早々,また「関式サロン露出計」を入手した。インタネットオークションで1月2日に落札したものが,1月4日に届いたのである。こういう迅速ややりとりができると,気持ちがよい。入手したモデルは,すでに入手しているものと同じ,IIIA型である。しかし,表紙が失われているものの取扱説明書がセットになっているうえに,破れているものの外箱も残っているのだから,ぜひ入手しておきたいと考えた。これだけの内容でありながら,競合者があらわれず,ごく安価な開始値で,落札することができた。説明書や箱があるとはいえ,状態があまりによくないことや,年明け早々で着目している人が少なかったのかもしれない。運がよかった,といえるだろう。

以前に入手した「関式サロン露出計 IIIA」型は,文字盤の印字が薄くなって読み取りにくくなっている箇所がある(2021年10月21日の日記を参照)。それにくらべれば,今回のものはいくらか状態がよい。破れているものの,箱に入っていた影響もあるのだろうか。それでも反りは生じており,万全な状態ではない。
 同じIIIA型ではあるが,ケースの素材が異なっているようである。以前に入手したものの表面はなめらかなものであるが,今回のものは小さな凹凸の加工が見られる。
 セットになっていた取扱説明書は,1954(昭和29)年6月の42刷のものである。昨年末にお貸しいただいたものは,「昭和29年4月10日改訂40版印刷」であるから,ほぼ同時期のものである(2021年12月26日の日記を参照)。内容にほぼ違いはないと思われるが,正誤表が最終ページに貼りつけられていた。


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