撮影日記


2021年08月28日(土) 天気:晴

Nikon D2Hの出力画像に特徴はあるか

今日は,ひさしぶりに空一面に青空が広がったような気がする。
 広島には8月9日に最接近した台風9号以後,雨の日が長く続いた。とくに,8月11日21時15分に大雨注意報が発令されてから,8月20日15時41分に解除されるまで,大雨注意報,警報,特別警報の発令がつづいていたのである。今週にはいってからようやく雨の日が減ったものの,晴れ間はあまり目立たず,曇がちの日が多かったのである。そのぶん,焼けるような暑さではなかったものの,不快な蒸し暑さを感じる日が多かった。
 今日は,真夏にもどったかのような気がする日である。日差しは容赦ないものの,日陰に入るとすごしやすい風を感じることができる。季節の変化は,着実に進んでいるのである。

先日,独自の撮像素子「LBCAST」がどんな画像を出力してくれるか気になったので,Nikon D2Hを入手した。このカメラの位置づけは,どちらかというと報道向けモデルと考えられる。連写能力が重視され,画素数は400万画素に抑えられている。そのせいか,解像度が少し足りなく感じた(2021年8月20日の日記を参照)。念のために今日は,Nikon D2HとNikon D2Xで,同じ場面を撮ってみた。

Nikon D2H, AF-S DX Micro-NIKKOR 40mm F2.8G
1632ピクセル×2464ピクセルの画像を,600ピクセル×400ピクセルにリサイズしクロップしたもの。
Nikon D2X, AF-S DX Micro-NIKKOR 40mm F2.8G
2848ピクセル×4288ピクセルの画像を,600ピクセル×400ピクセルにリサイズしクロップしたもの。

これは,どちらも,JPEG(Fine)で記録し,リサイズしたものである。したがって,解像度はかわらない。また,どちらも感度設定はISO 400,ホワイトバランスは「太陽光」にして,絞りをF8,絞り優先AEで撮影したものである。発色傾向に,顕著な差は感じない。

これら2つの元画像を並べ,ほぼ同じ大きさにズームしてみれば,400万画素と1200万画素の差がよくわかる。このくらいの距離にある,このくらいの大きさの文字は,コンピュータのモニタ上で拡大すれば読めてほしいものである。そう考えると,400万画素というのは,やはり少ないと言わざるを得ないかもしれない。もっとも,せいぜいカビネサイズまでの大きさでしかプリントしないならば,じゅうぶんすぎる画素数である。
 そもそもは,「LBCAST」という独自の撮像素子を使っていることで,独特な色づくりをしているかどうかを確認したかった。標準的な設定では,特別なことはされていないように見えるのであった。つまりは,撮像素子がなにであっても,ニコンとして正しいと考える色の基準のようなものがあり,どの機種でもそれを出せるようになっているということなのだろう。デジタルカメラが出力する画像の色は,撮像素子で決まるのではなく,カメラ内部の画像処理のしくみが大きく影響する。むかし,CCDの撮像素子は,CMOSの撮像素子よりも,素性がよかった時期があった。だからといって,「CCDだからすばらしい」と表現するのは,あくまでもネタであると理解している。
 わたしが昔のKodak機やFUJI機を使うのは,出てくる色の具合がなんとなく好みであり,それを出す過程が楽しいからである。

ところで,「まん延防止等重点措置」の対象になっていた広島県に,昨日,「緊急事態宣言」が発令されることになった。これで,緊急事態宣言の対象は,北海道,宮城県,茨城県,栃木県,群馬県,埼玉県,千葉県,東京都,神奈川県,静岡県,岐阜県,愛知県,三重県,滋賀県,京都府,大阪府,兵庫県,岡山県,広島県,福岡県,沖縄県となる。まん延防止等重点措置の対象は,福島県,山梨県,富山県,石川県,香川県,愛媛県,高知県,佐賀県,長崎県,熊本県,宮崎県,鹿児島県となり,いずれも期間は,9月12日までということになっている。(*1)

*1 新型コロナウイルス感染症について(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html


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