撮影日記


2019年10月01日(火) 天気:曇

消費税増税の秋 ヒガンバナの開花は遅い

今年,ヒガンバナの開花は,いつもよりも遅く感じられた。一昨年にはちょうどお彼岸のころに満開だった(2017年9月22日の日記を参照)場所でも,先週末にようやく開花がはじまっていた状況である。そのときとくらべると,およそ1週間から10日間くらい,開花が遅れている。この夏の,尋常ない暑さの影響であろうか。

FUJIX DS-505A, Nikon Amusement Lens Soft 90mm F4.8

これも,FUJIX DS-505Aの縮小光学系との相性を確認するために撮影したものである。使ったレンズは,ニコン「おもしろレンズ工房」の「ふわっとソフト」(Soft 90mm F4.8)である。ニコンが発売したレンズとしては貴重な,ソフトフォーカスレンズである。このレンズでは幸い,縮小光学系との相性に問題はなく,四隅のケラレは感じられない。

今日から消費税が,8%から10%に増額される。だからといって今回は,カメラもレンズも買わなかった。
 消費税が5%から8%にあがる直前には,ニッコールレンズを1本お迎えした(2014年3月31日の日記を参照)。3%から5%にあがる直前には,Nikon F3様をお迎えした(1997年3月28日の日記を参照)。
 このように,増税前の駆け込み消費ができないくらいにまで,私の購買力は低下しているのだ。
 夏に新品のニッコールレンズを1本お迎えしたのは,消費税増税を見込んでの行動ではない(2019年8月13日の日記を参照)。

今回の消費税増税では,軽減税率というややこしい事象が含まれている。食料品に関しては当分のあいだ,税率を8%に据え置くというものだ。ただし,外食については対象外で,消費税率は10%になるとのこと。
 今朝のテレビのニュースで,高速道路のサービスエリアにおけるイートインコーナーでの軽減税率について紹介していた。たとえばあるお店の場合,「テイクアウトが前提なので8%」だが,「店内で食べるなら10%」という。そして,店内で食べるかどうかは,あくまでも自己申告である。どう考えても,面倒くさい。
 この場合,テイクアウトなのか店内飲食になるのか,その判断でさまざまなトラブルが起こりかねない。たとえば,こんなやりとりが想像できる。
 
 お店:「あんた,8%しか払ってへんやろ,外で食べてな。」
 お客:「めんどくさいなあ,ええやろどこででも!」
 
しかし,こういうトラブルは少ないと思う。それよりもありそうなのは,こんな場面ではないだろうか。
 
お客:「ここで食べようと10%払ったのに,満席だったから結局,外で食べた。2%分返せ。」
 
お客:「(別のお客さんに向かって)あんた,8%しか払ってへんかったやろ,私10%払ってきたんやから,そこどいて!」
 
 そして,新聞の投書欄にもこのような場面を題材に「マナーを嘆く」ものがあふれるようになるだろう。
 こういう状況が発生するのは,たぶんに混雑しているときである。みんなそれなりにイライラし,殺伐としているだろう。そういう人たちがあつまっているならば,みんながヒートアップして起こりかねない事象である。
 そういう現場に,かかわりあいたくはないものだ。暑いのは,夏だけでじゅうぶんである。


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