撮影日記


2019年04月14日(日) 天気:晴

ぶっかけシリーズ

早朝はまだ寒さを感じることもあるが,昼間の日差しは強く,春っぽい(と思いこんでいる)服装をしていたので,暑く感じることもある。暑さをごまかすことが目的ではないが,球根ガチャのチューリップを,水と組みあわせて撮ってみようと思う。

Kodak DCS Pro 14n, AF Micro-NIKKOR 105mm F2.8S

今年の球根ガチャには,この濃いピンク色をしたユリ咲きの花が,多く含まれていた。背が高いこともあり,よく目立つ存在になっていた。

Kodak DCS Pro 14n, AF Micro-NIKKOR 105mm F2.8S

ホースの先端を「シャワー」状態にして,ゆるく水を出す。強すぎると,水が線状に写ってしまう。水を高く上げすぎると,放物線上に水滴が並んでしまう。その放物線の頂点がちょうど花の高さあたりにそろうと,泡に包まれたように写ることになる。

Kodak DCS Pro 14n, AF Micro-NIKKOR 105mm F2.8S

もう少し水が高く上がると,こんどは水中に咲いているように見えてくる。
 おおよそのねらいをつけて水をかけるのだが,写った結果がどのようになるかは,「やってみなければわからない」という要素も強い。こういう撮り方をいろいろ試せるのは,まさにランニングコストを気にすることなくなんども試行でき,撮影結果をその場で確認できるという,デジタルカメラのメリットをフルに生かした撮り方だと思う。

Kodak DCS Pro 14n, AF Micro-NIKKOR 105mm F2.8S

もちろん,水が線状に写ることは,必ずしも悪いことではない。
 1つの花を大きく写すときにはあまり似合わないと思うが,多くの花が群れているときに,やや引いて客観的な視点にすれば,花が生き生きとして見えてくる場合もある。

Kodak DCS Pro 14n, AF Micro-NIKKOR 105mm F2.8S

水を止めれば,花びらに大きな水滴が残ることがある。
 その水滴には,向こうにある花の姿が映りこむ。
 バイカラーの花でも感じたことだが,赤色系の花と黄色系の花との組みあわせは,とても派手で,にぎやかな印象を受けるものだ。


← 前のページ もくじ 次のページ →