撮影日記


2019年04月01日(月) 天気:晴だが風強し

サクラは見ごろ撮りごろだけど チューリップに風は似合わない

お昼前に,「平成」のつぎに使われる,あたらしい元号が発表された。
 さいしょ,テレビの音がよく聞こえず,「めいわ」と聞こえた。おい,「明和」(1764年〜1772年)はすでに使われているじゃないか,どういうことだ?と思い,テレビの画面を見る。すると「今和」と書いてあるように見えた。これで,どうして「めいわ」と読むのか?あたらしい元号が「令和(れいわ)」であることを理解するまで,少々,時間がかかったのである。
 世間では,「元号の使用を日本の伝統として継続すべきだ」のような意見が聞こえてくる一方で,「外国とのやりとりなどを考えれば西暦に統一するのが合理的だ」のような意見も聞こえてくる。
 私の意見としては,「どちらも使えばよい」だ。ただし,「19年4月1日」のように2桁の数字だけで示すことは,絶対にやめてもらいたい。それでは西暦の上2桁を省略しているのか,元号を省略しているのか,わからないからだ。もし,「年が2桁なのは(正式な文書などでは)元号を略しているのが常識だ」と考えている人が,この世に1人でも存在するならば,元号の使用はやめたほうがよい。元号の使用が常識だとしても,「どの元号を使っているのかわからない」のだから。冗長になってしまうかもしれないが,「2007(平成19)年4月1日」のように併記するのが親切というものだ。ましてや「19-04-01」のような記載方法は,最悪だ。そもそも「19」の部分が「年」である保証など,どこにもない。

時代は移り変わっていっても,季節は同じようにやってくる。「楠木の大雁木」のサクラは,まさに満開。朝は対岸から撮れば,順光になる。

Kodak DCS Pro 14n, AF Zoom-NIKKOR ED 70-300mm F4-5.6D

AF Zoom-NIKKOR ED 70-300mm F4-5.6Dは,1998年3月に発売された。私としては珍しく,新製品に飛びついて購入したレンズである(1998年7月6日の日記を参照)。いまとなっては古いレンズであるが,このカメラとの相性は悪くないものと感じている。

Kodak DCS Pro 14n, AF Zoom-NIKKOR ED 70-300mm F4-5.6D

午後になると,川の遊覧船も動き出す。平和公園(原爆ドーム)あたりから川をのぼり,短いコースであればこのあたりまで,長いコースであれば新こうへい橋あたりまで行っている。

Kodak DCS Pro 14n, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G ED

川沿い道には,サクラのトンネルが出現している。

Kodak DCS Pro 14n, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G ED

「楠木の大雁木」のサクラは,3本ともが満開を迎えていた。

そして,自宅では,チューリップがつぎつぎに花を咲かせようとしている。

Kodak DCS Pro 14n, AF Micro-NIKKOR 105mm F2.8S

例年,まず赤い花が咲きそろう。水滴のなかに花が写りこんでいるのを,28mmレンズを逆付けして拡大撮影(2016年7月2日の日記を参照)しようと試みるが,今日は風があるので撮りにくい。AF Micro-NIKKOR 105mm F2.8Sで寄れる程度がせいいっぱいだ。

Kodak DCS Pro 14n, AF Micro-NIKKOR 105mm F2.8S

赤い花につづいては,黄色い花が開こうとしつつある。ここまでは,どちらかというと,一般的な種類の花だ。

Kodak DCS Pro 14n, AF Micro-NIKKOR 105mm F2.8S

少し変わった咲き方をする花としては,赤と白のバイカラーのものが姿を見せている。

Kodak DCS Pro 14n, AF Micro-NIKKOR 105mm F2.8S

この濃いピンクがかった鋭い形状のつぼみは,ちょっと変わった花を咲かせてくれそうだ。同じようなつぼみが,たくさん姿をみせている。さあ,これはどんな咲き方をしてくれるのか,チューリップの球根ガチャのお楽しみは,これからが本番だ。


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