撮影日記


2018年10月25日(木) 天気:晴

謎のUSB端子
YONGNUO YN 40mm F2.8Nはファームアップできるレンズ

ディジタルカメラには,ごく初期のものなどを除いて,ほぼ必ずといってよいほどUSB端子が設けられている。ほかでもないが,撮影した画像をコンピュータに転送するために使われる。そうすれば,カメラからメモリカードを取り出さずに済むし,別途カードリーダを用意する必要もないので,なにかと好都合である。
 ところで,YONGNUO YN 40mm F2.8Nは,ディジタルカメラではない。あくまでも,交換レンズである。しかしながら,USB端子が設けられている。それもレンズ正面の,いちばん目立つところにぽっかりと口を開いているのである。

撮影した画像が,このレンズ内に記録されるわけではない。
 この端子は,YONGNUO YN 40mm F2.8Nレンズのファームウェアを更新するために使われる。
 しばらく使ってみて,初期不良等がないようなので,ファームウェアの確認および更新をすることにした。

ファームウェアは,YONGNUOのWebサイトで提供されている(*1)。
 YONGNUOの日本語サイトは未完成のようで,内容のないページがところどころにある。たとえば,トップページから「ダウンロード」の「ファーム」を選んでも,そこはからっぽだ。いまは「ダウンロード」の「マニュアル」を選ばなければならない。
 「マニュアルダウンロード」のページの下のほうに,「カメラレンズ通用アップデートドライバー」と各レンズのファームウェアが用意されている。アップデートドライバ(私はWindows用のYNLens_Updater_Install_V1.00.zipを選んだ)とレンズの最新ファームウェア(私はYN40mm F2.8Nファームウェアv1.02 yn40mmf28n_offical_fm_V1.02.zipを選んだ)をダウンロードした。

 レンズとコンピュータを接続し,アップデートドライバを起動すると,レンズのファームウェアのバージョンが表示された。私が購入したYONGNUO YN 40mm F2.8Nレンズのファームウェアは,v1.01だったようだ。そこで,メニューにしたがって,v1.02にアップデートをした。
 Web上を検索してみると,v1.00からv1.02にアップデートしたら「性能がかなりまともになった」という意味の報告が散見される。しかし私がアップデートしたかぎりでは,とくに顕著な差はわからなかった。v1.01は,すでに比較的,マシなものになっているのかもしれない。
 古い機種での使用を前提にすると,アップデートすることによってかえって動作しなくなることも懸念されたが,今回のアップデートではとくに問題なさそうである。

今日もよく晴れており,紅葉を撮りたくなる状況である。

Kodak DCS Pro 14n, YONGNUO YN 40mm F2.8N

YONGNUO YN 40mm F2.8Nは,ボケの美しさを語るレンズではない。ピントがまあまあよいことを語るほうが,似合っている。

Kodak DCS Pro 14n, YONGNUO YN 40mm F2.8N

後ボケは,うるさい。ピンボケ部への移行が明瞭に感じるせいか,絞ってもそれなりに被写体が浮いて見える。

Kodak DCS Pro 14n, YONGNUO YN 40mm F2.8N

Web上には,v1.00からv1.02へアップデートした人による「AF性能が劇的にマシになった」という評価が散見されているわけだが,私には違いがわからなかった。v1.01からのアップデートだと,大きな差ではなかったのだろう。
 ともあれ,このレンズはいまのところ,じゅうぶんに実用できている。

*1 マニュアルダウンロード (永諾撮影器材株式会社)
http://www.yongnuo.jp/index.php?route=information/information&information_id=6


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