撮影日記


2018年09月17日(月・祝) 天気:曇一時雨のち晴

イチョウのシルエット

秋の天気は,変わりやすい。ここ数日,晴れたり曇ったり雨が降ったりという日が続いている。日によっては,肌寒く感じたり,逆に蒸し暑く感じたりする。単に天気だけでなく,過ごしやすさも,日替わりである。
 今日も,朝のうちは晴れ間が見えていたが,お昼前後には弱い雨も感じられた。
 夕方になって外を見ると,晴れ間が見えている。ただし,抜けるような青空ではない。オレンジ色っぽい,夕焼け空である。おもしろい色なので,手元にあったNikon D5000を西の空に向けた。

Nikon D5000, AF-S DX Zoom-NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6G VR

目の前にうまく,イチョウの葉を配置させることができた。
 空の色を重視して,明るい部分に露出をあわせる。そして,イチョウの葉は,シルエットにしてしまう。
 こういうときは,AEを使わないほうがよい。イチョウの葉の位置によって,露出がころころ変わってしまう。ほどよい値を見つけたら,マニュアル露出モードにして,露出を固定する。

Nikon D5000, AF-S DX Zoom-NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6G VR

位置を少しずつ動かして,遠くの街路灯を丸ボケとして配置することができた。その間に,空は少しずつ暗くなっている。
 標準ズームレンズでは,どうしても余計なものが写りこんでしまう。そこで,望遠レンズを使うことにした。さっと持ち出すことができたのは,AF Zoom-NIKKOR ED 70-300mm F4-5.6Dであるが,これはNikon D5000ではオートフォーカス撮影ができない。Nikon D5000でオートフォーカス撮影ができるレンズは,ピントリングを駆動するモーターが内蔵されているタイプのものだけである。
 だから,カメラをKodak DCS Pro 14nに交換する。

Kodak DCS Pro 14n, AF Zoom-NIKKOR ED 70-300mm F4-5.6D

Nikon D5000では,ISO 400の設定で撮影した。Kodak DCS Pro 14nでもISO 400に設定できるが,得られる画像の品質を考慮すると,ISO 200にとどめておくのが無難だ。
 この間に,空はかなり暗くなってきていたが,期待通りにすっきりした背景で,イチョウのシルエットを撮ることができた。

Kodak DCS Pro 14n, AF Zoom-NIKKOR ED 70-300mm F4-5.6D

望遠レンズに交換したから,遠くの街路灯がつくる丸ボケも,ずいぶんと大きく写すことができた。
 もう少し楽しみたかったが,日が沈んで空が暗くなるのも早く感じる,そんな秋の日であった。


← 前のページ もくじ 次のページ →