撮影日記


2018年05月30日(水) 天気:曇

FUJIX DS-505Aのバッテリーパックを
リチウムポリマー電池化する

AliExpressを通じて,リチウムイオン電池「103450」を入手した。それを使って,Kodak DCS Pro 14nのバッテリーパックのなかみを更新した。更新したバッテリーパックは,それなりに「もち」がよくなり,快適に使えている(2018年5月17日の日記を参照)。
 そして,これまでバッテリーパックのなかみに使っていたリチウムポリマー電池が余ってしまった。
 この電池は,まだあたらしい。廃棄するのは,あまりにもったいない。どこかに流用できないものか考えたところ,FUJIX DS-505Aのバッテリーパックにちょうどよいサイズであることに気がついた。
 FUJIX DS-505Aのバッテリーパックは,本来,Ni-Cd電池で7.2Vである。リチウムポリマー電池は1個で3.7Vなので,2個使えば7.4Vとなりちょうどよい。ただし,本来の充電器は使えないので,充電方法を考えなければならない。7.4Vのリチウムイオン電池を充電する充電器として,Canon EOS 10Dの充電器を利用することにした。ちょうど,Canon EOS 10D用のバッテリーパックが1個,劣化して使えなくなったものがある(2017年12月15日の日記を参照)。この殻を,充電器との接続コネクタとして利用できる。

FUJIX DS-505Aのバッテリーパックに,リチウムポリマー電池を入れた。2個のリチウムポリマー電池を直列につなぎ,両端をバッテリーパックの接点につなぐ。
 Canon EOS 10Dの充電器との接続には,パソコンのファンに電源を供給するための3ピンコネクタを利用する。直列にした2個のリチウムポリマー電池の両端および中間の3箇所を3ピンコネクタに接続する。

劣化したCanon EOS 10Dのバッテリーパックは,なかみを抜いて,3つのコネクタに接続する。

これを充電器にセットすれば,充電ができる。

充電のできたバッテリーパックをセットすると,FUJIX DS-505Aは無事に起動した。

FUJIX DS-505Aをいただいたとき,バッテリーパックはまったく使えない状態にあった(2016年1月6日の日記を参照)。この中身をダイソーで売られているNi-MH電池に入れかえたのだが,使用した電池が単4型だったこともあり,容量がごく小さいものになってしまった(2016年1月10日の日記を参照)。そのためか電池の「もち」が悪く,20MBのメモリカードいっぱい(FINEモードで約30コマ)に撮るのがぎりぎりという具合であった。ダイソーの単4型Ni-MH電池よりは容量の大きなリチウムポリマー電池に入れかえたことで,電池の「もち」が多少は改善することを期待したい。
 だが,電池の「もち」が改善したからといっても,FUJIX DS-505Aの出番が増えることはないかもしれない。

なお,バッテリーパックの分解や改造は,危険をともなうこともある行為である。同様のことを試みて,なんらかのトラブルが生じても,当方は一切の責任をおわない。各自の責任において,おこなうこと。


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