撮影日記


2018年01月21日(日) 天気:曇

SB-24をニコイチする

Nikon SB-24は,Nikon F-801の時代に発売されたクリップオン型のフラッシュである。後幕シンクロ機能やマルチフラッシュ機能なども利用できるし,カメラに装着したレンズの焦点距離に応じて自動的に発光部がズームするようにもなっているなど,多機能なフラッシュである。ガイドナンバーは36(ISO 100)であり,クリップオン型のフラッシュとしては光量の大きなモデルである。フラッシュを内蔵していない,Nikon F-801やNikon F4などの機能を,大きく広げてくれる。
 このフラッシュを入手したのは,10年以上前のことだ。カメラのホットシューに取りつける脚の部分が破損した,ジャンク品であった(2006年10月14日の日記を参照)。

そこで,TTL調光コードSC-17をパーマセルテープなどでとめ,フラッシュの位置を固定して使うようにしていた。フラッシュの位置を固定するならば,AC電源で使えると好都合である。SB-24ではACアダプタが利用できないようなので,電池ボックスの接点に汎用のACアダプタのコードを直結して,AC電源で使うようにしていた(2008年5月25日の日記を参照)。
 フラッシュの位置を固定して使うとしても,取りつけ脚が破損している大きめのフラッシュをパーマセルテープだけで固定できるものではない。昨年,八百富写真機店を覗いたとき(2017年11月28日の日記を参照)に,ちょうど都合のよいものがあった。Nikon SB-24のジャンク品である。電池ボックスに腐食が見られるが,取りつけ脚の部分はきれいである。取りつけ脚の部分を部品どりするには,とても好都合な状況である。

取りつけ脚のつけかえは,簡単である。4本のネジをはずせば,簡単にはずれる。

取りつけ脚の端子につながるコードは,コネクタで簡単につけはずしが可能だ。外部端子につながるコードは,切断する。

以前は,外部端子を利用してACアダプタを接続していたが,電池ボックスのふたのすきまを通して,電池ボックスの接点に直結するようにした。ともあれこれで,Nikon SB-24は復活である。
 FUJI FinePix S2 Proに装着して,試し撮りをしてみよう。
 TTL調光モードにしても,Nikon SB-24にエラー表示などは出ないので,問題ない。

FUJI FinePix S2 Pro, SIGMA 28-80mm F3.5-5.6 Macro, SB-24

…と思ったら,とんでもない露出オーバーである。Nikon SB-24は,FUJI FinePix S2 Proに対応していなかったのだろうか?いや,取扱説明書(2015年9月18日の日記を参照)の記載では,SB-24でTTL調光ができることになっている。
 それならば,レンズとの相性か?

FUJI FinePix S2 Pro, AF Zoom-NIKKOR 28-80mm F3.5-5.6D, SB-24

こんどは,問題ない。シグマ・ミニズームマクロのほうに,問題があるようだ。ただ,仕様上の問題なのか,私が入手したシグマ・ミニズームマクロに不具合があるのか(2017年9月21日の日記を参照)。どこに問題があるのかは,未確認である。


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