撮影日記


2017年12月21日(木) 天気:くもり

明るいレンズでなければフレアが足りない

あらたに購入したCanon EOS 10D用の互換バッテリーは,とくに問題なく使えている(2017年12月15日の日記を参照)。今日は,広島市内中心部方面で出かける用があったので,そのついでにフレアに満ちた夜景を撮ろうと考えた。
 レンズは,Mamiya-sekor Zoom E 28-50mm F3.5-4.5を用意した。

夜景を撮るのだから,少しでも明るいレンズを使いたい。それならば,Mamiya-sekor E 50mm F2,あるいは,さらにPマウントアダプタも併用して,Auto Yashinon DX 50mm F1.7かMeyer Oreston 50mm F1.8を使うことが考えられる。しかし,Canon EOS 10Dの撮像素子は,いわゆるAPS-Cサイズのものである。したがって,焦点距離が1.5倍くらいのレンズを使う場合くらいの狭い範囲しか写せない。さらに,FOTODIOX Pro ZE-EOSには約1.5倍のテレコンバータが組みこまれている。この組みあわせで50mmレンズを使うと,ライカ判で100mmレンズを使う場合くらいの範囲しか写せないことになる。
 少しでも広い範囲を写せるように,Mamiya-sekor Zoom E 28-50mm F3.5-4.5を選んだのである。28mm側を使っても,ライカ判での55mmレンズくらいに相当することになり,思ったような構図が作りにくい。
 また,開放F値がF3.5というのも,厳しいものがある。F2あるいはF1.8くらいであれば,1.5〜2段くらい速いシャッター速度が使えるので,かなり楽に撮れたはずだ。
 それでもなんとか,このように画面をまとめてみた。

Canon EOS 10D, Mamiya-sekor Zoom E 28-50mm F3.5-4.5, FOTODIOX Pro ZE-EOS

もう少し露出をおさえて,暗く撮ってもよかったかもしれない。それよりも誤算は,フレアが少ないこと。そうだ,F3.5くらいでは,この組みあわせでもフレアがあまり目立たなくなるという,大事なことを忘れていたのである(2016年12月17日の日記を参照)。


← 前のページ もくじ 次のページ →