撮影日記


2017年07月13日(木) 天気:晴

いまさらフォーサーズ
露出のクセがわからない OLYMPUS E-300

ジャンクカメラのセットに含まれていたOLYMPUS E-300は,動作するものだった(2017年6月26日の日記を参照)。横に動くミラーに,OLYMPUS-PEN Fのようなおもしろさを感じたので,バッテリーとレンズを入手して,試し撮りをしてみた。レンズの素性はよさそうなのだが,妙にハイキーな露出制御と,ピントの山がまったくつかめないファインダーには,残念に感じている(2017年7月3日の日記を参照)。
 発売当時に各種メディアで公開されていた記事等では,露出のばらつきがあること(*1)や,露出制御がややハイキーになっていることを指摘するものもあるので,露出における現象はOLYMPUS E-300の仕様であると考えるのがよさそうだ。ファインダーについてはどうしようもなさそうであるが,露出については常時補正をかけておくことで対処できるかもしれない。

先週は,大雨の影響があったり,早朝に事故があったりして,電車がダイヤ通りに運転されない日が続いた。とくに7月7日の人身事故の影響は大きく,ダイヤ通りに運転できなくなった結果,広島駅が満杯状態になっていた。このようなとき,可部線は非常手段を発動する。山陽本線を通って広島駅まで乗り入れるのをとりやめ,横川駅で折り返すようになる。

OLYMPUS E-300, ZUIKO DIGIAL 14-45mm F3.5-5.6, -0.3EV

隅までシャープな画像には好印象をもてるが,空の部分が白飛び寸前である。飛ぶ寸前までよくがんばっている,とみなすこともできるが,個人的にはハイキーすぎる。私好みにするためには,-0.3EVでは補正が足りないということのようだ。

こんどは,反対側から撮ってみよう。

OLYMPUS E-300, ZUIKO DIGIAL 14-45mm F3.5-5.6, -1.0EV

そうだ,せめてこれくらいの露出になってもらいたい。だが,私の感覚では,ここからさらに,マイナスに補正をしたい。補正なしで撮るとこれくらいの画像が得られ,空が白く飛んでしまうのを避けるために,少し露出をおさえる,そういう感覚でありたい。OLYMPUS E-300の露出制御は,私の好みよりも1.0EVほどハイキーになっている,と考えることにしよう。

ともあれ非常事態においては,ふだんは「広島」方面行きの列車が発着する横川駅6番線から,逆向きの「あき亀山」方面行きの列車が発着するのを見ることができるのである。

*1 ビギナーのみならずプロのサブ機でも超面白い――E-300 (2/4) (IT media)
http://www.itmedia.co.jp/pcupdate/articles/0501/12/news024_2.html


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