撮影日記


2017年05月19日(金) 天気:晴

なんでも買えるよAliExpress
AndroidスマートフォンでBluetoothキーボードを使う

スマートフォンやタブレット端末は,ネットワークに接続してコンテンツを閲覧するのには,とても適した機器である。まず,パーソナルコンピュータとくらべて,起動が速い。ちょっとコンテンツを閲覧したり,検索サイトを利用したりしたいとき,すぐにアクセスできるかどうかは大きなポイントになる。とくにスマートフォンはそもそもが通信機器だから,ネットワークとの親和性も高い。なんといっても,スマートフォンやタブレット端末は,携帯しやすいサイズが意識されている。
 一方で,コンテンツを制作することを重視すれば,スマートフォンやタブレット端末はとても使い物にはならない。もっとも大きな要因は,文字入力の差であろう。予測入力がどれだけ優秀になったとしても,予測がずれることはある。いつもと少し違う表現を使おうとすれば,予測入力が役に立たなくなる。
 つまり,スマートフォンでもキーボードが使えれば,文書作成などにも利用できるようになるのではないだろうか。
 そこで気になる製品が,Bluetooth接続のキーボードである。AliExpressを参照すれば,かなり安価な製品が見つかる。「英語キーボード」ではあるが,送料を考慮しても,日本国内で購入できる価格の半額以下で見つけることもできる。「FinePix S2 Pro用USBケーブル」や「103450角型リチウムイオン電池」とともに,5月2日に注文した。ところがキーボードの出品者が利用する配送業者はほかと異なるせいか,知らされた追跡番号が郵便局の追跡サービスでは参照できない。それでも行方不明になることなく,約2週間半で受け取ることができた。

送られてきた製品は,見たところまっとうなものである。キーボード自体はコンパクトだが,入力しにくいサイズではない。バッテリーが内蔵されているようだが,それを意識する必要がないくらいに軽い。まずは,パーソナルコンピュータ(2015年12月1日の日記を参照)に接続できるかどうかをためしてみた。取扱説明書もなにもないのでよくわからなかったが,あっさりとペアリング(Bluetoothで接続する機器どうしをお互いに認識させる操作)ができ,文字を入力できることも確認した。
 なお,英語キーボードであるため「半角/全角」(あるいは「漢字」)キーがない。日本語を入力するときは,CapsLockキーを押すことで,日本語入力のONとOFFを切りかえられる。

つぎは,Androidのスマートフォンで利用できるかどうかを確認する。まず,ペアリングはあっさりとできたが,そのままではキーボードは使えない。キーボードで入力するための「アプリ」をスマートフォンにインストールしなければならない。問題は,私が使っているスマートフォンがきわめて古い機種であることだ。アプリのインストールに使えるメモリが,ごくわずかしかない。キーボードをコントロールするためのアプリが必要とするメモリは,さほど大きなものではない。しかし,アプリのインストールのために,「GooglePlay」のアップデートと「GooglePlay開発者サービス」が必要である。これらのアプリが,きわめて大きい。とくに「GooglePlay開発者サービス」は100MBをこえる巨大なアプリになっている。キーボードをコントロールするアプリをインストールする間,いくつかのアプリをアンインストールしてメモリを空けておく必要に迫られたのだ。
 そのあたり,うまくごまかしながらインストールを済ませれば,「GooglePlay」のアップデートと「GooglePlay開発者サービス」には消えていただこう。あとは,キーボードをコントロールするアプリなどでキーボードを使うように設定してやれば,キーボードで文字が入力できるようになる。日本語入力のONとOFFは,Shiftキーを押しながらスペースキーを押すことで切りかえる。


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