撮影日記


2017年01月10日(火) 天気:晴ときどき曇

PENTAX auto110なら,ハトにも警戒されない!?

今年も,1月10日がやってきた。そう,「ワンテンの日」「ワンテン判の日」「110判の日」である(2014年1月10日の日記を参照)。110判のカメラで作品制作に取り組む人もあるようだが,110判カメラ所有者の大半は,もうほとんど使っていないのではないだろうか。そういう人にこそ,1年に1回くらいは110判カメラを使っていただきたい。これは,自戒のようなものでもある。
 だからこそ,今日は110カメラで撮影をしなければならない。
 以前,購入した「110Fukkatsu」がもう1本残っているので,これを使うことにしよう。

しかし,おもしろそうな被写体がない。
 秋と違って,紅葉や落ち葉がない。春や夏と違って,花もない。葉を落とした木のシルエットを狙おうとおもっても,晴れたり曇ったりの空は日差しがあまり強くないのか,おもしろそうな影がみつからない。この時期ならば「とんど」が手ごろな被写体になるのだが(2015年1月10日の日記を参照),今年はカレンダーの関係でいつもの場所の「とんど」は今週末だ。
 ともかくも,PENTAX auto110をもって,うろうろ歩く。手の中にすっぽりおさまる一眼レフカメラというのは,使うたびに楽しくなってくるものである。

川沿いでは,多数のハトが群れている。近くに腰をおろしても,警戒して飛び去るようすはない。

PENTAX auto110, PENTAX-110 50mm F2.8, 110Fukkatsu

人をまったく警戒するようすがなく,けっこう近くまでやってくる。カメラを構えても,逃げるそぶりはなく,ただひたすらマイペースで,地面をついばんでいる。この付近には,ハトに餌を与えないようにという注意書きがあるものの,エサを与えている人の姿を見かけることがある。ハトは,人を警戒の対象としているのではなく,エサを与えてくれるものとして見ているのだろうか?
 残念だが私は,キミたちにあげられるものを,持ちあわせていないのだよ。

PENTAX auto110, PENTAX-110 50mm F2.8, 110Fukkatsu

ハトたちは気ままに,うろうろしたり,飛んだりしている。食べられるものをもらえそうになくとも,私は警戒の対象ではないらしい。いや,ハトに警戒心を与えないのは,カメラが小さいからだ。そうだ,PENTAX auto110だからこそ,こういう場面が撮れるのだ!ということだったら,楽しいのだが。

PENTAX auto110, PENTAX-110 50mm F2.8, 110Fukkatsu

さて,これらの写真を見て「ひどい画質だなあ」と思われたことと思う。
 現像時間を間違えたのだろうか,現像を失敗したようだ。
 ともかくこれらの写真を見て,PENTAX auto110や「110Fukkatsu」フィルムを過小評価しないでいただきたい。
 せっかくの「110判の日」だったが,これではあまりに残念だ。いつものようにACROSを切り出して,カートリッジに詰め替え,あらためて撮影に挑むことにしようか…。


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