撮影日記


2016年11月12日(土) 天気:晴のち曇

NOVOFLEXのExakta用ベローズをFマウント仕様にする

ずいぶんと以前のこと,東ドイツのExakta(Exaを含む)に興味をもったことがある。なにより,その見た目がかっこよい。ライカなどにくらべれば強烈に安価なので,手を出しやすい。そして,レンズだけでなくファインダーも交換できる,システム一眼レフカメラである。撮影そのものも,いろいろと楽しめそうである。
 そのころ海外の通信販売店でExaktaは,送料を考慮しても,日本国内の中古カメラ店よりもかなり安価な値付けがされていた。まず,ウエストレベルファインダーつきのExaと標準レンズ,プリズムファインダーを購入(1999年8月15日の日記を参照)し,Exakta Varex VXボディ(1999年10月9日の日記を参照)や接写リングも購入した。テレコンバータも購入した(1999年10月2日の日記を参照)が,これは「ステ期(捨て期)」(2014年6月6日の日記を参照)に手放してしまった。
 結局は使わなかったのだが手放さなかったものの1つに,Exakta用のベローズがある。

NOVOFLEXは,ドイツの写真用品のブランドである。当時主流だったExakta用のアクセサリが,NOVOFLEXから発売されていたのは,ごく自然なことである。このベローズは,両側ともにExaktaマウントになっている。通常のレンズを使って,接写をするためのものと思われる。
 いまさらExaktaで接写をすることもないと思うので,簡単な改造を施してみよう。

マウントを固定するネジをはずせば,マウントは簡単にはずれる。マウントを固定していたネジを利用して,かわりに,46mm径フィルタの枠を固定した。したがって,いつでももとのExaktaマウントにもどすことは可能である。

46mm→58mmのステップアップリングを使えば,58mm→52mmのステップダウンリングと組みあわせたBR-2リング(2016年7月2日の日記を参照)を接続できる。

これによって,Exakta用のCarl Zeiss Jenaレンズを,ニコンFマウントのボディで使えるようになった。もちろん,接写専用であるが。それも,等倍前後の,かなりの接写専用ということになる。


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