撮影日記


2016年10月07日(金) 天気:晴

ドームの前からヤナギが消えた!?

今日は,「チェキ」用モノクロフィルムの発売日である。カメラ店に行けば店頭に並んでいるはずであるが,行く時間が必ずしも確保できるとはかぎらないので,ヨドバシ.comに予約注文をしていた(2016年9月20日の日記を参照)。昨夜「発送しました」という通知があったが,届くのは今日かそれとも明日かわからない。いつ届くのかと気をもんでいたが,無事,夕方に受け取ることができた。

フィルムの新製品に「わくわく」するのは,何年ぶりのことだろうか。これまでの「チェキ」用フィルムらしくないモノトーンのパッケージが,さらに期待を高めてくれる。

開封してあらわれたものは,従来の「チェキ」用フィルムとおなじく密封されたフィルムである。「INSTANT COLOR FILM」という表記も,従来の「チェキ」用フィルムと同じだ。モノクロフィルムといいながら,現像処理等はカラーフィルムと同様のしくみである,ということをあらわしているのだろうか。それとも,カラーフィルムのパッケージを流用しているだけなのだろうか。まあ,細かいことは,どうでもよい。

ともかく,私だけでなく多くの人が,このあたらしいフィルムに期待をしながら開封し,カメラに装填したことだろう。そして,すでに何枚もの作品がつくられたものと思う。
 ただ,私の場合はここでもうひと手間が必要だ。

この,大名刺判の乾板ホルダに,詰め替えなければならない。

Ernemann HEAG 0で撮影するのは,明日以降のことである。
 朝のうちに「チェキ」モノクロームを入手できていたら,さっそくいろいろ撮りたかったところであるが,受け取ったのが夕方だったのでしかたない。明日からちょっと旅行の予定があるので,そのときに使ってみようと思う。

さて,今日の平和公園は,まさに修学旅行のシーズンという状態だった。団体だけでなく,個人の観光客と思われる人の姿も目立つ。秋を感じるようになり暑さが和らいできた,いちばん広島を訪れやすい時期だ。さて,いつものように原爆ドームを斜めから見える位置に腰をおろし,ファインダー越しに原爆ドームを眺める。
 妙だ,なにかおかしい。
 なにかが,たりない。

Kodak DCS Pro 14n, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-ED

そうだ,木がないんだ。
 原爆ドームの前にあるはずのヤナギが,ことごとくなくなっている。

Kodak DCS460, TAISEI-ROKUNAR 55-90mm F4 (2016/05/21)

対岸から見ても,どことなく違和感がある。

Kodak DCS Pro 14n, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-ED

いったい,どういう事情があるのだろうか。
 よく見れば,切られた木の一部がまだそこにある。つい最近,伐採されたばかりのようだ。
 残念ながら,いまわかるのは,そこまでである。


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