撮影日記


2016年09月16日(金) 天気:曇

LED表示は薄暗いときに

広島東洋カープの優勝決定後,広島付近で運転されているJRの新型車両では,「カープ坊や」が表示されるようになった。この表示がされるのは1週間限定とのことなので,明日までということのようだ。すっかり目にもなじんできたが,「カープ坊や」が表示される場所は,本来,「普通」や「快速」といった列車種別が表示される場所である(2016年9月11日の日記を参照)。そろそろ,本来の職務に励むべきだろう。いつまでも,浮かれ気分でいるわけにはいかない。
 「カープ坊や」が表示されているのは期間限定のことであるから,私は「鉄」ではないが,記録に残しておきたいと思う。しかし,この1週間ほどは仕事が忙しかったことや雨の日が多かったことなどあって,お昼休みも有効に利用することができなかった。

日中に撮っても,カラーLED表示はあまり目立たないから,無理に撮らなくてもよかったのかもしれない。

Kodak DCS Pro 14n, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-ED (2016/09/13)

表示器の部分だけを切り抜いてみよう。

日中に表示器が目立たなくなるのは,明るさだけの問題ではない。

Kodak DCS Pro 14n, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-ED (2016/09/13)

周囲の風景が映りこむのは,避けられないことだ。

表示器を目立たせたいなら,よく晴れたまっ昼間よりも,朝や夕方あるいは曇り空のときのほうがよい。

Kodak DCS Pro 14n, AF Zoom-NIKKOR 28-80mm F3.5-5.6D (2016/09/12)

また,停車中なら,映りこみの影響がない位置をさがすこともできる。

Kodak DCS Pro 14n, AF Zoom-NIKKOR 28-80mm F3.5-5.6D (2016/09/15)

鉄道車両の行き先表示器に,カラーLEDが採用されるようになる以前は,電照式の幕が使われることが多かった。そのようなタイプの車両は,まだよく見かけることができる(2014年2月2日の日記を参照)。

Nikon D70, AF-S DX Zoom-NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6G VR (2014/02/02)

それ以前は,行先等を書いた札を所定の位置にさしこむようになっていた。

Nikon F-301, Ai NIKKOR 35mm F2S, EB (2001/04/14)

というわけで,行き先表示器にもいろいろなタイプがある。このうち,写真を撮るのに都合がよいのは,やはり「札」である。ただ,こういうタイプは,すっかりみかけなくなってしまった。


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