撮影日記


2016年07月06日(水) 天気:曇ときどき雨

「接写こそが拙者の生き残る道でござる」
ニコノス用水中レンズはかく語りき?

ニコノス用の水中専用レンズは,水中での撮影に適した補正がされているため,陸上ではうまくピントがあわない。(「ニコノス RS」を除いた)ニコノスは,一眼レフカメラではないので,どのようにピントがあっていないかは,撮影し現像しなければわからない。一眼レフカメラで使えれば,現像しなくてもどのように写るのかが確かめられるのだが,ニコノス用のレンズは,そのままではニコンFマウントの一眼レフカメラで使えない。そこで,ふつうの撮影には使えないが,リバースリングBR-2を使って拡大撮影を試すことにした。
 ニコノスのレンズは横につきだしたノブで絞りを調整できるので,リバースリングを使っての拡大撮影には好都合である。これは,予想しなかった長所と言えそうだ。
 リバースリングを使ってFマウント一眼レフカメラ用の28mmレンズを取りつけたとき,撮影倍率はおよそ2倍くらいになる。ニコノス用レンズの場合はどうか…実測するのを忘れた(笑)。

Kodak DCS 460, UW-NIKKOR 28mm F3.5, BR-2

広島では,梅雨が明けそうで,まだ明けない。日に日に上昇するように感じる気温は,夏が着実に近づいていることを示している。しかし雨の日が多いので,じりじりと照りつける,夏の日差しはまだあまり感じていない。一方で,鉢植えのアサガオが,毎朝のように花を咲かせるようになると,夏がそこまで来ていることを視覚から訴えてくる。その花を覗きこんでみれば,雄蕊・雌蕊が迫りくるような迫力がある。

Kodak DCS 460, UW-NIKKOR 28mm F3.5, BR-2

雨の日は多いものの,花にはあまり都合よく水滴が残ってくれない。だから,水やりをするときに,花にも少しかけておく。霧吹きでちまちま載せていくのではなく,ホースでたっぷりと水をかけるのだ。

Kodak DCS 460, UW-NIKKOR 28mm F3.5, BR-2

そうすると,並んだ水滴が,美しい境界線を描いてくれた。

Kodak DCS 460, UW-NIKKOR 28mm F3.5, BR-2

ピントのあったところはあくまでシャープで,そこからはずれると急激にかつなめらかにボケていく。これは水中専用レンズとして補正がされている影響だろうか,あるいは拡大撮影しているのだから当然といえることなのだろうか。いずれにせよ,もう少し,いろいろ撮って試してみたい。


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