撮影日記


2016年02月11日(木) 天気:曇ときどき晴

FUJIX DS-505Aに似合うレンズは?

バッテリーパックの中身を単4型Ni-MH電池に入れかえても,FUJIX DS-505Aはフィルム1本分くらいは動いてくれて,そのまま電池は力尽きた(2016年2月5日の日記を参照)。そのまま再充電せずに放置していたのだが,電源スイッチをONにしてみたらカメラは起動した。休ませることで,電池が力を取り戻したようである。
 ここからさらに,あと何コマ撮れるか,耐久テスト?をしてみるのもおもしろそうだ。

FUJIX DS-505A, Ai NIKKOR 50mm F1.4

こういうタンク車の後ろをついて走るのは,楽しい。周囲の風景が,広く写しこまれる。平凡な風景でも,美しく見える。信号待ちの隙に,さくっと撮影した。

FUJIX DS-505AはニコンFマウントのレンズをそのまま使えるディジタル一眼レフカメラだが,内蔵された縮小光学系のために,周囲がケラレるなどじゅうぶんな性能が発揮できないレンズがある。FUJIX DS-505Aが発売されていた当時に存在していた主要なレンズについては,使えるかどうかが取扱説明書に記載されている(2016年1月11日の日記を参照)。しかし,その後に発売されたレンズや,ほかのレンズメーカーから発売されたレンズについては記載されていない。そこで今日は,このレンズを試してみることにした。

トキナーのAT-X270AF PROである。FUJIX DS-505Aの取扱説明書では,普及型の標準ズームレンズはあまり相性がよくなく,標準ズームレンズでは大口径ズームレンズである35-70mm F2.8の相性がよいとされていた。では,レンズメーカーの大口径ズームレンズではどうだろうか。

FUJIX DS-505A, Tokina AT-X 270AF PRO

周辺のケラレや減光は,感じられない。

FUJIX DS-505A, Tokina AT-X 270AF PRO

大口径ズームレンズであれば,「ボケを活かす」撮り方が定番になるかと思うが,FUJIX DS-505Aでは内部の縮小光学系に内蔵された絞りでかなり絞りこまれた状態になっている(開放F値がF6.7相当になる)ので,そういう撮り方には向かないようだ。

Tokina AT-X 270AF Proは大き目のレンズなので,大柄なボディのFUJIX DS-505Aに取りつけると,よく似合っている。ただその姿は,絶対に小型のスチルカメラではない。大型のムービーカメラだと思われても,おかしくなさそうである。
 ところで,Tokina AT-X 270AF Proは,以前からあまり使ってこなかった。その理由としては,ニコン様のレンズではないこともあるし,レンズが大きいこともあるが,なによりもその描写が今ひとつ好きになれなかったからである。このレンズで撮ると,妙に緑っぽく発色するように感じられたからだ。その傾向は,ディジタルカメラでも同じような気がする。AT-X 270AF Proで撮った上の画像は,いずれも少し補正をしている(まだ,物足りぬ)。

11コマほど撮ったところで,こんどこそFUJIX DS-505Aの電池は,力尽きてしまったようだ。


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