撮影日記


2014年10月26日(日) 天気:曇のち雨

夜の浅草寺を「ぎょぎょっと20」で撮る

今回の東京訪問は,写真撮影のためではなく,あくまでも仕事のためである。日中は仕事関係の用事で手いっぱいになるため,写真を撮って遊べる時間は早朝や移動中,あるいは夕方以降に限定されてしまう。昨日も,手があいたのは日没後である。資生堂ギャラリーで荒木経惟の「銀座」を見た(2014年10月25日の日記を参照)影響で,銀座の街を撮りたくなるが,残念ながらすでにあたりは暗かった。

Nikon EM, Amusument Lens Fish-eye type 20mm F8, HP5

レンズは絞り値F8固定のニコンおもしろレンズ工房「ぎょぎょっと20」だが,感度400のILFORD HP5 plusと携帯三脚のおかげで,なんとか写ってくれている。

Nikon EM, Amusument Lens Fish-eye type 20mm F8, HP5

このあと日比谷で林忠彦展を見て(2014年10月25日の日記を参照),いったん宿に戻る。仕事の荷物等を片付けて身軽な状態になり,つぎは浅草寺に向かう。雷門はまだライトアップされていた。

Nikon EM, Amusument Lens Fish-eye type 20mm F8, HP5

こんな時刻になっても,まだまだ雷門周辺には人が多い。雷門で記念写真を撮っている人たちも,なかなか途切れない。人が途切れる瞬間を待っているうちに,ライトアップは終了してしまった。
 仲見世を抜けて,宝蔵門へ向かう。こちらのライトアップは,とうに終了しているのか,暗く静まりかえっている。それでもなお,そこで記念写真を撮ろうとする人は絶えない。また,三脚を立てて,あえて夜景を撮ろうとする人もある。昼間のような混雑はないものの,やはり浅草寺は多くの人が集まる観光スポットであることを思い知る。

Nikon EM, Amusument Lens Fish-eye type 20mm F8, HP5

本堂も閉まっているわけだが,そこまでお参りにあがってくる人もちらほら見かける。

Nikon EM, Amusument Lens Fish-eye type 20mm F8, HP5

ともあれ一昨日の夜遅くに,わざわざヨドバシカメラのマルチメディアAkibaで「営業時間外受け取り」を利用してフィルム(ILFORD HP5 plus)を買ったかいがあったというものだ(2014年10月24日の日記を参照)。

Nikon EM, Amusument Lens Fish-eye type 20mm F8, HP5

そして今日は残念ながら,写真を撮っている時間はなかった。
 仕事を終えて広島行きの新幹線に乗る。京都駅に着いたとき,外は激しい雨になっていることに気がつく。新大阪駅でも,雨は激しい。広島駅に着いたときはどうなるのか少し心配になるが,新神戸駅に着いたときには,雨がほとんど降っていないようだった。
 だが,安心したのもそのときまで。岡山駅付近では,また雨が激しくなっていた。ときどき,空が青く光る。あれは,雷だったのだろうか?それとも,新幹線電車のパンタグラフと架線との間で生じたスパークだったのだろうか?福山駅でもまだ雨が降っていたので,広島でもかなり激しい雨なのだろうと覚悟を決めた。
 広島駅に着くと,雨はやんでいた。日頃のおこないは,こういうときにものをいうのだろう(笑)。

今回は夜景撮影が多かったので,ずっと以前に譲っていただいたこの携帯三脚も大活躍だった。背も低く,強度もたいしたものではないのだが,ニコンEMという小型軽量カメラに,「ぎょぎょっと20」という超広角レンズを組みあわせたような場合には,そこそこ使えるというものだ。出張ついでの場合など,カメラ関係の荷物をできるだけ小さくしたいときには,コンパクトに収納できるというメリットがなんといってもありがたい。


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