撮影日記


2014年4月12日(土) 天気:くもり

自作フィルムでは使えないが…

広島駅新幹線ホームに,博多行「こだま」が入線するというアナウンスが響き渡る。目の前を通るのは,500系車両。かつては最高速度300km/hの「のぞみ」として使われてきた500系(2009年7月4日の日記を参照)だが,いまは8両編成に短縮されて「こだま」として使われている。
 だが,いつもと,なにか違う。
 よく見れば,向かい側12番線に入ってきた博多行「こだま」の1号車には,山陽新幹線公式キャラクター「カンセンジャー」(*1)が描かれていた。まさに,「カンセンジャー参上!」と言ったところか。

「カンセンジャー」は,JR西日本のマナーキャンペーンのためのキャラクタであり,新幹線500系車両をモチーフにしたヒーローである(*1)。胸のところに「こだま 博多」と表示されているのが,微妙に地味でよい。
 博多行「こだま」は,徐々にスピードを下げ,やがて止まる。目の前に止まった7号車にも「カンセンジャー」が描かれていたが,横の男性は誰や?あとでJR西日本のWebサイトを参照したところ,宇宙警察の隊員で名前は「ニシ タビト」。「ひたすらまっすぐな 心の声が こだまする」らしい(*2)。なるほど,だから「ひかり」でも「のぞみ」でもなく,「こだま」なのかと,妙なところに納得する。

そのうち,13番線に岡山行「こだま」が入線するとのアナウンスが流れる。入ってきた車両は,こちらも500系。おお,500系が並んだ!なおこちらの500系に「カンセンジャー」は,描かれていなかった。

さて,広島駅18時56分発「さくら564号」に乗れば,新大阪駅に20時26分に着く。地下鉄御堂筋線に乗り換えて梅田駅まで行き,さらに谷町線に乗りかえるために東梅田駅へ移動するのだが,その途中に「八百富写真機店 ディアモール店」に立ち寄ることができる。ただし,梅田駅から東梅田駅への乗り換えは「30分以内」におこなう必要があるし,しかももう閉店まであまり時間はない。
 だから,商品をじっくりと眺めることはできない。それでもいくつか気になった商品はあり,たとえば「マミヤU」のシルバーボディが4500円だったのには,大いに魅力を感じた。また,110カートリッジフィルム「110Fukkatsu」が,900円で店頭にあった。さらに,ジャンクコーナーにはコダック「disc6000」と「disc8000」とがあり,この2台を買えば最初にコダックから発売されたdiscカメラ3機種がコンプリートできることも魅力的だった。そのほかにも気になる商品はあったのがだ,なにせ悩んでいる時間はない。
 こういう立ち寄り方だと,よほど「即決」できる商品に出会わないかぎり,余計なものを買わずに済むというメリットがあるということだ。

そして,今日。
 昼間にちょこっと,明日の仕事の準備で江坂まで行く用事がある。昼間に梅田を通るのだから,ぜひ「アマチュアショップ マルシンカメラ」を覗いてみたい。ところが,あまり時間がない。残念だが,「八百富写真機店」の大阪駅中央店だけでガマンしよう。時間がないといいながらカメラ店を覗きたくなるのは,我ながら悪いクセだと思う。

さて,大阪駅中央店で見つけたものは,これ。

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昨夜のディアモール店とは違い,即決したくなる商品に出会ってしまったわけだ。

これがなにか,すぐにわかった人はいるだろうか?

正体はこれ。ペンタックス「オート110」用のワインダー,「ワンテンワインダー」である。ついていた値札は,216円。さらにすぐ横には,専用フラッシュ「AF130P」もあった。こちらの値札は,108円。

あわせて324円となれば,保護決定である。なお,「auto110」ボディや交換レンズは見当たらなかった。すでに,誰かに保護されてしまっていたのかもしれない。
 さて,これらは動作するのだろうか?それとも,あくまでも動作しないジャンク品だろうか?もちろん,動作してくれたほうがうれしいに決まっている。だが,これについては動作しなくてもいい。カッコだけでいい,と考えていた。だからこそ,即決できたのである。
 動作しなくてもいいと考えた理由だが,まずフラッシュについては,わざわざフラッシュ撮影する機会はないと思われるからだ。実際これまでも,PENTAX「auto110」で撮影するときに「フラッシュを使いたい」と思ったことは,まったくない。
 ワインダーについては,動作すれば絶対に便利だと思う。だが,これの使用はハナからあきらめている。このワインダーは巻き上げを停止するのに,110フィルムのパーフォレーションを利用するようになっているからだ。富士フイルムやコダックの110フィルムの販売が終了して以降,120フィルムから切り出したフィルムを巻き直し,カートリッジに詰め替えて撮影に使用しているが(2010年2月19の日記を参照),このようにして自作したフィルムには本来の110フィルムにあるべきパーフォレーションがないのである。

ともあれ,「AF130P」と「110 WINDER」に電池をセット。スイッチをONにするが,うんともすんともいわず。やはり故障品だったか?と思ったが,電池ボックスのふたの接点を磨けば,ちゃんと通電し動作した。ボディと組みあわせると,うーん,やっぱりカッコイイではないか!これは実に,よい出会いであった。

*1 カンセンジャー (JR西日本)
http://www.westjr.co.jp/railroad/service/manner/kansen/

*2 カンセンジャー スペシャルムービー「第1話 カンセンジャー降臨」 (JR西日本)
http://www.westjr.co.jp/railroad/service/manner/kansen/movie/01.html


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