撮影日記


2014年1月27日(月) 天気:晴

「ベスト判の日」に
「JK Imaging」を思い出す

今日,1月27日は「127フィルムの日」である。これは,「ベストフィルムの日」あるいは「ベスト判の日」と呼んでもよい。ともあれ今日は,ふだんなかなか使う機会のない127フィルムを使うようにしよう!という日である。とはいえ,127フィルムは安定して入手しにくくなっているのは事実だ。だから,120フィルムから切り出したフィルムを,127フィルムのスプールや裏紙を再利用して巻き直すことになる。裏紙は120フィルムのものを流用できる(2012年1月12日の日記を参照)が,スプールはたいせつに再利用しよう。なお,120フィルムから127フィルムを切り出すと,細いフィルムが残ることになる。これは,110フィルムの詰め替えに利用できることをお忘れなく(2010年2月19日の日記を参照)。1月10日「110判の日」のすぐあとに1月27日「ベスト判の日」があるのだから,110カートリッジフィルムの詰め替えと,127フィルムの巻き直しは,あわせてやっておくのがよい。
 ということで今年も無事に,127フィルムでの撮影ができた。
 ただし使ったカメラはBaby Pearlなので,「ベスト判」ではない。「ベスト半裁判」である。「ベスト判の日」ではなく,「127フィルムの日」あるいは「ベストフィルムの日」とよぶのがよいということか。

Baby Pearl, Hexar Ser.1 50mm F4.5, NEOPAN 100 ACROS
Baby Pearl, Hexar Ser.1 50mm F4.5, NEOPAN 100 ACROS

「ベスト判の日」は,よく晴れて,写真を撮りやすい1日であった。
 では,去年はどうだっただろうか。
 去年(2013年)の1月27日の日記に掲載した写真を見れば,今日とは違い,どんよりとした曇り空だったことがわかる。あわせて,「JK Imaging」という名前の会社の存在を思い出した。「JK Imaging」は,一般向けディジタルカメラ等において「KODAK」の名称を使うことになった会社である。また,ディジタルカメラのマイクロフォーサーズシステム規格に賛同しているので,近いうちに「KODAK」の名前で,マイクロフォーサーズ規格のディジタルカメラが発売されるのだろう,と想像していた。
 だがそんなことは,美しく忘却の彼方へと旅立っていた。
 今日あらためて「JK Imaging」という名称を,検索窓に打ち込んでみた。そして,最近「レンズだけのディジタルカメラ」が発表されていたことを知ることになった。

発表された「ディジタルカメラ」というか「レンズ」は,「スマートレンズ」(SMART LENS)と名乗っている。iOSまたはAndroidを採用した機器と組みあわせて,ディジタルカメラとして使うものである。ディスプレイやインタフェース部分をスマートフォンやタブレットに委ねた製品とも言えるし,スマートフォンやタブレットに内蔵されたカメラ拡張する製品とも言えるだろう。28mm-280mm相当の光学ズームレンズを内蔵した「SL10」と,24mm-600mm相当の光学ズームレンズを内蔵した「SL25」の2機種が,2014年春に発売されるとのこと(*1)。型番の数字は,光学ズームレンズの倍率を示しているようだ。
 スマートフォンと組みあわせて使う「レンズ」としては,2013年10月に発売された,ソニーの「DSC-QX10」「DSC-QX100」がある。JK Imagingの「SL10」「SL25」に,後発製品ならではの工夫があるのかどうか,どういう差別化が図られているのかは知らない。ただ,「一眼レフディジタルカメラ」「レンズ交換式システムディジタルカメラ」「コンパクトディジタルカメラ」などとは違った,あらたなカテゴリが定着するのではないかと感じられる製品である。

*1 KODAK PIXPRO PRODUCT LINE TAKES SMART PHONE PHOTOGRAPHY TO THE NEXT LEVEL WITH NEW SNAP ON LONG-ZOOM SMART LENS CAMERA (JK IMAGING COMPANY, 2014.01.08)
http://kodakcamera.jkiltd.com/Americas/company/press/release_20140108.php


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