撮影日記


2014年1月1日(水) 天気:曇りときどき小雨

2013年にお迎えしたカメラたち その2

新年 あけましておめでとうございます。
 今年も「撮影日記」をよろしくお願いします。

昨日は一時的な大雨に見舞われたものの,全体としてはよく晴れた日であった。しかし今日は,1日中あまりはっきりとしない天気であり,ときどき小雨も降るような状況である。さすがに1月1日に営業しているような中古カメラ店はないだろうから,今日は昨日の続きとして,2013年にお迎えしたカメラやレンズを振り返ってみることにしよう。

こんどは,レンズも紹介してみよう。まずは,AF-S DX Zoom-NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6G VRである。

ニコンのディジタル一眼レフカメラには,いわゆるAPS-Cサイズの撮像素子をもつものと,ライカ判サイズの撮像素子をもつものとがある。ニコンではそれぞれを,「DXフォーマット」「FXフォーマット」とよんでおり,このレンズはAPS-CサイズのDXフォーマット用に用意された廉価版の標準ズームレンズである。廉価版ではあるが,コンパクトで手ブレ補正機能まで内蔵した優れものだ。細かいところまでは検証していないが,とりあえずカリっとした画像が得られる(2013年7月21日の日記を参照)。私がいま使っているディジタル一眼レフカメラはニコンD70だけであるが,こんどはFXフォーマットの機種を買いたいと考えている。ま,今のところは考えているだけであって,資金繰りに目途がついているわけではない(汗)。ともかく,いまは積極的に,DXフォーマット専用のレンズを買うつもりはまったくない。しかしジャンクコーナーに1000円で転がっていたので,つい救出してしまったものである。正常に動いているようなのでそのまま使ってみているが,ニコンD70とセットで購入したAF-S DX Zoom-NIKKOR ED18-70mm F3.5-4.5G IFにくらべてAF動作がもたもたしているものの,ずっとコンパクトなのがうれしかったりする。

つぎに紹介するレンズは,SIGMA AF 18-35mm F3.5-4.5である。

このレンズはキヤノンEOS用で,動作も確認できなかったのだが,超広角ズームレンズがジャンクコーナーに出てくるのは珍しいのでついつい救出してしまったものである。結果として絞りが動作せず開放でしか使えない故障品だったのだが(2013年9月28日の日記を参照),キヤノンEOS kissのような軽くてコンパクトなボディと組みあわせて,写真を撮りながらお散歩するには楽しいレンズだと思う(2013年10月14日の日記を参照)。ニコンDXフォーマットのようなAPS-C判における18mmではなく,ライカ判の18mmは,超広角レンズなのだ。超広角レンズを通してみる風景は,非日常的に感じられておもしろいのである。「絵」としてまとめるのは,私にはちょっと難しいようだが。

レンズをもう1つ紹介しておきたい。SIGMA AF 28-300mm F3.5-6.3 DL HYPERZOOM,このレンズはニコンFマウント用である(2013年10月5日の日記を参照)。

ズームレンズは,便利である。一眼レフカメラはレンズ交換ができるといっても,いろいろな焦点距離の単焦点レンズを持ち歩き,そのつど交換するというのは,やはり面倒である。その点ズームレンズをカメラに装着しておけば,そのまま広角側にも望遠側にも焦点距離を変えられる。また,単焦点レンズだとたとえば28mm,35mm,50mm,85mm,105mm,135mm,…ととびとびの値の焦点距離しか使えないが,ズームレンズは連続的に焦点距離を変化して使うことができるので,目の前の光景をトリミングできる自由度が高い。その反面,1つのレンズとして見ると,単焦点レンズにくらべて大きく重いという問題や,開放F値が大きく暗い,歪曲など画質的に劣るなどの問題も指摘されていた。だがズームレンズは,たとえばより小さく軽く,たとえばより明るく高画質にと,改良されていった。そのほかにより高倍率にというものもあり,当初は2倍程度で商品化されたズームレンズも,ついには10倍を越えるに至っていた。そんな高倍率ズームレンズの1つが,これである。
 コンパクトカメラのズームレンズが38mmから180mmをカバーするころには,一眼レフカメラのズームレンズは28mmから300mmをカバーしていた,ということだ。
 なにかと便利そうなレンズであるが,300mmを手持ちで使うのはあまりお手軽とは言えないだろう。お散歩のお供にするレンズとしては,超広角ズームレンズのほうが似合っているのではないだろうか。

さて,年末近くには,2つの一眼レフカメラを入手した。

1つは,オリンパス唯一のレンズ交換式オートフォーカス一眼レフカメラである「OM707」の輸出バージョン,「OM77AF」である。「OM707」と「OM77AF」は,名前が違うだけで基本的に同じものである(2013年12月14日の日記を参照)。
 もう1つは,ニコンF80だ。コマ間に撮影データが写しこまれる機能をもった,F80Sである。しばらく,F80SにSIGMA AF 28-300mm F3.5-6.3 DL HYPERZOOMをつけて持ち歩いてみた。300mmは三脚を使わないと手ブレ写真を量産するだけのようだが,いざというときに300mmまで使えるのは便利である。残念なことに,このF80Sはコマ間への撮影データの写しこみ機能には問題なかったのだが,画面内への日付の写しこみには問題があったようだ(2013年12月26日の日記を参照)。

Nikon F80, SIGMA AF 28-300mm F3.5-6.3 DL HYPERZOOM (at 28mm), NEOPAN100 ACROS
Nikon F80, SIGMA AF 28-300mm F3.5-6.3 DL HYPERZOOM (at 50mm), NEOPAN100 ACROS
Nikon F80, SIGMA AF 28-300mm F3.5-6.3 DL HYPERZOOM (at 135mm), NEOPAN100 ACROS
Nikon F80, SIGMA AF 28-300mm F3.5-6.3 DL HYPERZOOM (at 300mm), NEOPAN100 ACROS

昨年(2013年)に入手したカメラやレンズはほかにもあるので,また機会があれば紹介していきたい。さて今年(2014年)は,どんなカメラとの出会いがあるだろうか。そして,ニコンFXフォーマットのディジタル一眼レフカメラを入手するのはいつになるだろうか。乞うご期待!


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