撮影日記


2010年11月16日(火) 天気:曇

川沿いの秋を楽しもう

川沿いの並木が,赤,橙,茶,黄などに色づく時期になった。さらに,常緑樹の緑や空の青も加わって,ビルと雲とからなる白いキャンバスに,美しいモザイク模様を描いてくれる。そんななかで,個人的にいつも気になるのが,黄葉したイチョウの姿である。イチョウの木はすっと天に向かって伸びており,イチョウの黄はほかの色よりひときわ鮮やかに感じられる。たいへん,目立つ存在なのである。
 天満川沿いにあるイチョウの木も,そんな気になる黄色い木の1つ。職場の昼休み,ちょっと足を伸ばして会いに行く。撮影を手短かに済ませるために,AEの使えるZENZA BRONICA ETRSを連れていく。セミ判一眼レフカメラというのは,小さなバッグにも苦なく収まるのが大きな魅力だ。しかしながら,AEプリズムファインダーを装着すると,嵩高く重くなってしまう。もっとも,AEプリズムファインダーを使わないなら,単体露出計が必要になる。多少は軽くなるが,嵩高さはあまり変わらないかもしれない。

ZENZA BRONICA ETRS, ZENZANON E-II 75mm F2.8, REALA

天満川と本川とがわかれるところ,別の見方をすれば楠木の大雁木の少し下流のところにも,気になる黄色いイチョウの木がある。
 広島市内の太田川には,遊覧船が運行されている(*1)。この7月からは,それまでの「すいすい」にかわって,長崎のハウステンボスで使われていた「バルーン」が就航している。この遊覧船は,平和公園の元安橋そばの桟橋から本川をさかのぼってくる。サクラの季節には,「すいすい」が楠木の大雁木付近までやってきていた(2009年4月1日の日記を参照)。しかし,今日の「バルーン」はそのずっと手前。気になる黄色いイチョウの木よりもさらに下流,本川と天満川とが分かれるよりも下流側で,平和公園のほうへ引き返してしまった。残念。

ZENZA BRONICA ETRS, ZENZANON E-II 75mm F2.8, REALA

*1 http://www.aqua-net-h.co.jp/modules/river_cruise/index.php?content_id=2


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