撮影日記


2010年11月03日(水) 天気:晴

動物園で学研の二眼レフを見た

今日は朝から天気がよいので,安佐動物公園に行くことにした。ここ数年,夏休み最後の時期におこなわれている夜間開園「ナイトサファリ」には行っていたのだが(2008年8月31日の日記を参照),昼間の明るいうちに訪れるのは久しぶりのことである。
 ところが今日は,「(入園料)無料開放」とのことである。ヤバイ。人が多く来るかもしれぬ。そうすると,駐車場に入れないのではないか。少なくとも道中,渋滞に巻きこまれるのではないか。という懸念もあったのだが,早めに行けばなんとかなるだろうと,クルマで行くことにする。9時の開園にあわせて出かけるつもりであったが,なんだかんだと出発が遅れ,安佐動物公園に到着したのは10時すぎのこと。安佐動物公園の手前で少しだけ渋滞があったが,思ったよりはすんなりと到着。第1駐車場,第2駐車場はすでに満車になっていたが,第3駐車場はまだまだガラ空きという状態。園内も,思ったほどは混雑していない。ナイトサファリのときのほうが,はるかに混雑していたと思う。

ずいぶんと昔,広島に住むようになって,はじめて安佐動物公園を訪れたときのこと。なんの予備知識もなく訪れたわけであるが,そのときは「地方の小さな動物園だろう」とタカをくくっていた。ところが,どっこい。敷地は,とんでもなく広いのである。安佐動物公園は,山のなかにある。入口をはいるとまず,いわゆるサル山があるのだが,これもかなりの大きさがある。順路に沿って行けば山を下ることになり,下りきったところは,シマウマやキリン,ダチョウなどのいる,サバンナを模した広いところがある。その隣は,ゾウもいる。そのあとも順路にそって歩くと,いつのまにか山を上がっていくことになり,ぐるっとひと回りして最後に到着した公園は,入口のサル山を見おろす位置にある。気がつかないうちに,ちょっとしたハイキングをさせられてしまうというわけだ。
 また,学術的にも,いろいろな業績があるとのこと。

さて,こういう施設であるから,カメラをもった人の姿も多い。エントリーモデルのディジタル一眼レフカメラらしきものを使う人をよく見かけるし,もちろんコンパクトディジタルカメラを使う人もよく見かける。EOSの上位モデルと思われる大きめの一眼レフカメラに,白くて長い鏡胴のレンズをつけたものを振りまわしている人の姿も見られる。
 その一方で,フィルムのコンパクトカメラを使っている人は見かけない。10年くらい前ならあたりまえのように多く見かけた,レンズ付きフィルムも見かけない。そんななかで,学研の二眼レフカメラ(2009年11月19日の日記を参照)を首からぶらさげて歩いている人を見かけたのが,個人的にはちょっと救われる思いであった。この人は,どんな写真を撮っていたのか,気になるところである。


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