撮影日記 |
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2010年08月15日(日) 天気:はれプリモフレックスで撮る先月,梅田のマルシンカメラで救出した「プリモフレックス」(2010年7月18日の日記を参照)だが,いろいろといじってみたところ,とくに重大な問題点は見られない。両側面の貼り革が失われているのは,外見上は重大な問題であるが,写真を撮るという機能についてはとくに影響はないだろう。あとは,実際にちゃんと写真が撮れるかどうかを確認するだけである。 PRIMOFLEX II, J.Simlar 7.5cm F3.5, NEOPAN 100 ACROS, MITSUBISHI GEKKO MD-F二眼レフカメラは,このように低い位置にあるものの撮影に,たいへん好都合である。また,中判カメラとして考えた場合,とても小型で軽量である。小型という意味では,蛇腹のついた折りたたみ式カメラのほうが,収納時にはとくに小型になるのだが,組み立てや収納を繰り返すのも面倒に感じることがある。スプリングカメラとよばれるものなら,ボタン1つで撮影状態になるのだが,その素早さがかえって,蛇腹によくない影響を与えそうで,気をつかってしまう。二眼レフカメラはまさに「箱」なので,扱いにそれほど気をつかわなくてすむのがありがたい。 PRIMOFLEX II, J.Simlar 7.5cm F3.5, NEOPAN 100 ACROS, MITSUBISHI GEKKO MD-FPRIMOFLEXには多くのモデルがあるが,大半のモデルには,3枚構成のTokoレンズが搭載されている。そのレンズについてはよい評判をよく見かけるが,PRIMOFLEX IIだけには4枚構成のJ.Simlarレンズが搭載されている。当時の各社の広告等を眺めていると,3枚構成レンズは普及品として,4枚構成レンズは高級品として扱われていることがうかがえる。周辺まで,ぐるぐる回ったりせずにしっかりと写っているところを見れば,さすが4枚構成レンズというところだろう。3枚構成のTokoレンズと同じ条件で比較しなければ,申しわけないところだが。 PRIMOFLEX II, J.Simlar 7.5cm F3.5, NEOPAN 100 ACROS, MITSUBISHI GEKKO MD-Fいま,私の手もとにある二眼レフカメラの大半は,3枚構成レンズを搭載したものだ。手もとにある二眼レフカメラのうち,4枚構成レンズを搭載したものは,ROLLEIFLEXがある。レンズはCarl Zeiss Jena Tessar 7.5cm F3.5,もちろんしっかりと写ってくれるのだが,このカメラはオートマット機構(自動的にフィルムのスタート位置を検知する)がときどき不安定になり,フィルムの装填ミスにつながることがあるため,いまひとつ積極的に持ちだしにくい(2010年6月6日の日記を参照)。 |
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