撮影日記


2009年01月14日(水) 天気:晴のち雨か雪

やっぱりカメラは
オートよりも
マニュアルが楽しい

2009年1月2日の日記のつづき。というか,補足。

なんばと日本橋の間を歩く機会は多い。なぜならば,「日本橋」までなら地下鉄のきっぷは2区(230円)ですむが,「なんば」までだと3区(270円)になってしまうからである(笑)。いや,笑いごとではない。40円の差は,大きいのだ。「日本橋」と「なんば」は,「なんばwalk(虹の街)」という地下街で結ばれているので,1分1秒が惜しいようなときでもなければ,その間を歩くのを苦に感じることはない。
 ただ,「なんば」と「日本橋」の間はたいてい地下街を歩き,地上を歩くことがあまりない。たまに地上を歩くのだから,当然のようにカメラを持ち歩いていたのである。
 そのカメラは,京セラ「SAMURAI」とコダック「STEREO CAMERA」だ。
 そう,この2台は,昨年末からずっと持ち歩いていたのもである。ただ,コダック「STEREO CAMERA」はその間にフィルム2本(KODAK ULTRACOLOR 400UC:135-36, DNP CENTURIA 400:135-24)を撮りきったものの,京セラ「SAMURAI」の方は,何年越しかわからないフィルム(KODAK PORTRA 160NC:135-36)が装填されたまま,消費が進まないのであった。
 やはり,自動化されてしまったカメラよりも,自分で露出やピントを決めて撮影するようなカメラの方が,使って楽しいということかもしれない。

KODAK STEREO CAMERA, KODAK ANASTON LENS 35mm F3.5, 400UC
KODAK STEREO CAMERA, KODAK ANASTON LENS 35mm F3.5, 400UC
KODAK STEREO CAMERA, KODAK ANASTON LENS 35mm F3.5, 400UC

コダック「STEREO CAMERA」に搭載されたレンズの焦点距離は,35mmである。35mmレンズは,一般的なライカ判(36mm×24mm)であれば広角レンズになるが,コダック「STEREO CAMERA」のリアリスト判(23mm×24mm)では,画面の左右が短い分だけ広角レンズではなくなっている。感覚的には,標準レンズくらいのものであるといえる。上記の2枚目と3枚目については,広角レンズ等で1つの画面内におさめたいところであるが,コダック「STEREO CAMERA」では,それはかなわぬことのようだ。また,1枚目の写真に見られるように,ここは「引き」が確保しにくい場所である。

今回のフィルムは,昨年10月に購入した「ナニワカラーキットN」(2008年10月08日の日記を参照)の残り半分(2008年12月02日の日記を参照)で現像した。3本処理した(120, 135-24, 135-36が各1本)が,処理能力はまだ半分くらい残っている。こうすることによって,京セラ「SAMURAI」に入っているフィルムを早く使いきるように,自分にプレッシャーをかけるという意味もある(笑)。ほかにも早く使ってしまいたい(使いきって結果を見たい)フィルムがあるので,今週末にはそれらもまとめてがんばってみようと思うのだが,さてどうなるか。ちなみに,そのようなカメラの1つに,フジ「連写カルディアByu〜n(ビューン)」がある(2007年09月29日および2007年10月03日の日記を参照)。これはとてつもなく「被写体を選ぶ」カメラなので,フィルムを消費することが容易ならざる状況にあったりする。


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