撮影日記


2008年09月04日(木) 天気:はれ

平和公園をブロニカETRSと歩く

昨日の日記の続き。

ZENZA BRONICA ETRSとレンズ2本(ZENZANON MC 75mm F2.8とZENZANON MC 150mm F3.5)を用意して,平和記念公園を歩いてみた。
 最近は,このあたりのモノクロ写真も撮りためつつあるので,フィルムはNEOPAN100 ACROSを準備している。今日も,とてもいい天気である。風は涼しく気持ちよいが,日ざしは,まだ強い。露出計はいちおう準備しているが,こんな日は,感度ISO100のフィルムを装填していれば,日なたはシャッター速度1/250秒,絞りF8で撮っておけば,ほぼ間違いないだろう。
 標準レンズZENZANON MC 75mm F2.8は,相変わらず調子が悪い(2008年4月26日の日記を参照)。わかりやすくいえば,シャッターが故障している。ZENZA BRONICA ETRSのシャッターは,電子制御のレンズシャッターである。その電子回路がおかしくなっているようで,正常に動作しないのである。ところが,1/500秒については,機械制御ということになっている。1/500秒のときは,電子回路によって制御されていないということのようだ。
 つまり,シャッターが故障しているものの,1/500秒だけは信頼して使うことができる,ということが判断できる。
 シャッター速度が1/250秒で絞りがF8な天気だから,シャッター速度が1/500秒であれば絞りをF5.6にすればいいだけのこと。ちょうど手ごろな絞り値が使えるので,日中の日なたであれば,この故障したレンズも,十分に使い物になる。というわけだ。

で。

モノクロ写真をつくろうと考えて歩いてみたのだが,あまりにも天気がよい。秋の,澄んだ青空が広がっている。モノクロだけを撮るのが「もったいない」ような気がしてきた。
 いかんなあ。
 こんなことで,気が変わるようでは,いかんなあ。
 と,思いながらも,ついつい,「カメラのサエダ」に足を伸ばし,カラーネガフィルムFUJICOLOR REALA ACEを1本だけ買ってしまった,根性無しの私がそこにいた(笑)。

日ざしが暑いせいか,水浴びするハトが,気持ちよさそうだったのだ。

ZENZA BRONICA ETRS, ZENZANON MC 150mm F3.5, REALA

ライトアップ事業に活躍した「折り鶴」は,すでに姿を消していた。

ZENZA BRONICA ETRS, ZENZANON MC 75mm F2.8, REALA

「折り鶴」は,いつもここにある。

ZENZA BRONICA ETRS, ZENZANON MC 150mm F3.5, REALA

「すいすい」が目の前を通り過ぎていく。

ZENZA BRONICA ETRS, ZENZANON MC 75mm F2.8, REALA

結局,この日に消費したフィルムは,NEOPAN 100 ACROSが2本と,FUJICOLOR REALA ACEが1本(いずれも120)。これだけでも,久しぶりにフィルムを「消費した」という気分になる。最近,いかにフィルムの消費量が減っているか,自分自身が思い知ることになっている。


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