撮影日記


2008年02月29日(金) 天気:晴ときどき雪

ふたたびリコーフレックスVIIsを分解する

2008年2月10日の日記に書いたように,友人がRICOHFLEX VIIsのネームプレートを貸してくださったので,それをスキャナで読み取り,プリンタ出力してネームプレートを代用品をつくった。そして,ネームプレートが失われていたRICOHFLEX VIIsにそれをとりつけた。
 明後日,2008年3月2日には大阪へ出かける用事がある。その際,その友人を含めて食事等をする予定なので,お借りしたネームプレートはそのときにお返しするつもりだが,あわせて,完全に復活したRICOHFLEX VIIsの姿も見ていただこうと考えた。あらためてRICOHFLEX VIIsを手にしてみると,どうもシャッターの調子が悪い。また,粘りが出てきたようだ。完全に掃除しきれていなかったものと思われる。そこで急遽,ふたたびシャッター周囲を分解して掃除をしてみることにした。

まずなによりも,シャッター羽根に綿棒等が届くようにしなければならない。そのためには,レンズを外す必要がある。レンズをはずすには,ビューレンズとテイクレンズを連動させるギアになっているレンズの枠を外さねばならない。それぞれ,小さな3つのネジをゆるめることで,外すことができる。テイクレンズの1枚目,2枚目のレンズは,それぞれネジになっているので,回せば簡単に外せる。最後に,シャッター前面のプレートを抑えているリングを外せば,シャッター羽根とシャッターのメカニズムに綿棒等が届くようになる。

シャッター羽根については,羽根ににじみ出ている油のようなものを拭き取った。さらに有機溶剤を少しつけた綿棒も利用してきれいになるまで掃除を続ける。その結果,シャッターの動きはごく軽いものになった。
 ついでに,シャッターのメカニズムも軽く掃除を試みる。黒っぽい汚れを綿棒等で拭き取って,最後にシリコングリスをつけた綿棒で軽くなでるようにして油分を与えるようにした。

ついでにレンズの清掃もやり直したら,組み立てである。このとき,ビューレンズとテイクレンズでピント調整が連動するようにしなければならない。まず,ビューレンズにギアのついた枠を取りつけ,無限遠になりそうな目標にピントを合わせる。そして,枠の目盛が∞になるように取りつけ,ネジを軽く締める。その状態を,パーマセルテープ等で固定する。
 つぎに,フィルム面に別の二眼レフカメラから拝借したピントグラスを取りつける。仮に固定するだけだから,パーマセルテープで十分だ(笑)。シャッターをBにして,開放する。そして,フィルム面に取りつけたピントグラスで,さきほどと同じ,無限遠になりそうな目標にピントを合わせる。そして,その位置が動かないように,ギアをかみ合わせながら,テイクレンズにも枠を取りつけ,ネジを軽く締める。
 このあと,近距離でも連動を確認するが,ここでは誤差がほとんどないあたりにまで追いこみたいところだ。だが,今夜はもう眠い。語差が,F3.5の被写界深度目盛の範囲にはおさまっていると思うので,続きはまた今度にしようと思う。
 じゃ,おやすみ♪


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