撮影日記 |
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2008年01月13日(日) 天気:はれとんど画像は携帯電話のディジタルカメラ機能によるもの年が明けると,各地で竹などが高く積み上げられているようすが目に入るようになる。たとえば刈り入れの終わった田んぼで,たとえば河原で,それらを見ることができるだろう。「とんど焼き」の準備だ。「とんど」は,むしろ「どんど」と表記する方がいいのかもしれない。手元にある広辞苑(第四版なのでいささか古いのであるが・・・しかも,「電子ブック版」である)では,「どんど」が見だし語になっている。また,その説明によれば,「小正月」に「門松やしめ縄などを焚く」祭であるということだ。また,とんどの火で餅を焼いて食べると縁起がよい等の話も聞く。ともあれ,このような光景は,この時期の風物詩である。 ニコンFM様のほかに,昨年購入したDACORA Dignette(2007年10月27日の日記を参照)の試し撮りもおこなってみた。45mmというレンズの写角は,広くもなし狭くもなしで,客観的な視点で撮るのに適切であると感じている。ただし,いかにこのカメラのファインダーが撮影レンズのま上にあるといえども,この種のビューファインダーカメラでは厳密なフレーミングは容易ではない。 DACORA Dignette, Cassar 45mm F2.8, JX100寒い日であったが,とんどの火のそばは,さすがにあたたかい。むしろ,熱い(暑いわけではない)。ふと,使い捨てカイロの「どんと」は,「とんど」をイメージしたネーミングではないか,という気がした。「どんと」といえば,「チャップイ チャップイ どんとポチイ」というCMのコピーが思い出される。このコピーは,縄文時代の日本語がどのような発音がされていたのかということに関しての科学的考察をもとに,語感がおもしろくなるようにアレンジしたものであるとのことだ。そのあたりの経緯が,大修館書店の月刊「言語」という雑誌に書かれていたことも思いだした。それはいつの号だっただろうか・・・・読まなくなった本や雑誌を積めこんである箱をあさってその号を見つけ出した。1988年2月号(Vol.17 No.2)の「特集 縄文語を追う」中の記事であった。私は「チャップイ チャップイ どんとポチイ」というコピーをはっきりと覚えていたが,もしかすると,このコピーも美しく忘却の彼方へ旅立たせてしまっている人もあるかもしれない。いや,もともと「知らない」という人もあるかも・・・? |
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