撮影日記


2007年11月17日(土) 天気:はれ

広島大学総合博物館

9月26日に広島大学(東広島キャンパス)内に開設された「広島大学総合博物館」の入館者数が1万人をこえたという報道があった。一般公開開始が昨年11月1日なので,およそ11ヶ月で1万人に達したということだ。開館のニュースがあった以後,なかなか訪れる機会がなかったのだが,ようやく今日,そこを訪れることができた。

この博物館は,まず小規模な形で運営をはじめ,徐々に大きくしていくことを考えているとのことである。現在,その展示スペースはたしかにあまり大きなものではない。しかし,「瀬戸内海から中国山地にいたる身近な地域の展示」がなされており,一度はここを訪れて勉強してもよいのではないだろうかと思う。
 ところで,ここの展示内容でもっとも気になるものは,「日野化石コレクション」である(http://home.hiroshima-u.ac.jp/museum/tenji.htmlの画像中の7番)。これは,たいへん貴重な化石のコレクションである。かつて,宮島で「ひろしま世界化石ミュージアム」として公開されていたものの一部であり,海外で購入してきたすべて「本物」の化石とのことだ。少々古い話であるが,1997年05月01日の日記および1999年01月05日の日記もご参照いただきたい。もし,この日記を読んでおられるあなたが広島に住んでいるならば,そして化石というものに興味があるならば,この貴重なコレクション(「ひろしま世界化石ミュージアム」のときにくらべると,ほんとうにごく一部なのだが)を気軽に見学できることは,たいへん恵まれたことであると理解していただきたく思う。

広島市内からだと,西条は少々遠いかもしれない。しかし今日は,天気もよく,紅葉も美しかった。久しぶりに「学食」で食事を摂ることもできたし(もっとも,東千田町時代の食堂とはまったくの別物なのだが),けっこう満足できた1日になったのである。

広島大学総合博物館で配布されていたDVD。

← 前のページ もくじ 次のページ →