撮影日記


2007年08月17日(金) 天気:晴

広島市現代美術館にスタンプカード登場

広島市現代美術館のチケットをいただいた。現在開催中の特別展は「ポップ・アート 1960's→2000's」とのことである。ポップ・アートとされる分野の作家としては,ロイ・リキテンスタインやアンディ・ウォーホルなどがよく知られているだろう。
 紹介されていた作品のなかには「写真」によるものも含まれる。
 たとえば,David LaChapelleの作品は,ビニール(ゴム?)製の巨大なハリボテを組み合わせた突拍子もない場面を撮っており,それぞれとてもユニークな表情やしぐさがあったおもしろいものである。また,Uta Barthの作品は,「全体の内容をようやく把握できる」ギリギリの部分を撮ったもので,見る者の想像力を大いにかきたててくれるものであった。これは,自分が写真を撮ったり展示したり際に,マネできたらいいな,と思ったものである(笑)。

さて,今回は入館時に,1つの小さなカードを渡された。

「スタンプカード」である。1つの展示に入場するごとに,1つのスタンプを押してもらえる。そして,スタンプが7つたまったら,1回,入場できるようになるというものだ。今日は,特別展に入場したので,スタンプを1つ押してもらえたことになる。
 地下のスタジオでは「しりあがり寿 オヤジの世界」がおこなわれているという。しりあがり寿氏によるアニメーションが多数展示されたインスタレーションである。1つのブースでは,しりあがり寿氏の描いたもとの絵に,コンピュータを利用して,来場者が適宜描きくわえられるようになっている。そうやって描かれた多数の絵は,ランダムに正面のスクリーンに表示されるようになっている。こういう「参加型」の展示があるところが,現代美術館の楽しいところである。私も参加したかったのだが,子どもたちが一生懸命描いていたので,それを妨げるわけにはいかなかった(笑)。
 ところで,この展示スペースに入った際にも,スタンプカードにスタンプを押してもらえたのである。

ということは,このあと常設展の方にも入れば,またスタンプを押してもらえるのであろうか?1回,訪れただけで,一気に3つもスタンプがたまるのか!?
 スタジオを出て1階にあがり,常設展の方へ向かった。常設展は,ちょうど展示の入れ替え中で閉鎖されていたのであった・・・・・・。


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