撮影日記


2007年08月05日(日) 天気:晴ときどき曇

フェニックスホールで
「ヒロシマナガサキ」をみる

たまたまチケットをいただいたので,国際会議場地下のフェニックスホールで「ヒロシマナガサキ」という映画をみにいった。

その映画は,原子爆弾による被害を受けた側と,原子爆弾を使用した側の,それぞれの感情のある「証言」を主にしたドキュメンタリーという形式をとっている。証言が中心という意味では客観性に欠けるというきらいはあるが,後半部分で見せつけられる「被害者」のカラー映像は強烈すぎる。ところでこの映画の冒頭部分で,渋谷の若者たちに「1945年8月6日は何の日か知ってますか?」と問いかけているのだが,みんな「知らない」「わからない」と返答をする。あまりにもみんなが「知らない」ことから,そこに作為的なものがプンプンに感じられる。このことから,この映画は,原子爆弾が実際に使用されたという事実を「知らない」人がいなくなるように,記録し,伝達することを目的に,撮られたものと考えられる。映像にはあまりに強烈な面もあるわけなので,その目的は十分に達しているだろう。

さて,今日はその「8月6日」の前日であり,平和公園ではその準備が着々と進んでいたのであった。

Nikon FM, Zoom-NIKKOR 43-86mm F3.5, EB
Nikon FM, Ai NIKKOR 135mm F2.8S, EB

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