撮影日記


2007年06月23日(土) 天気:雨

博多・天神の中古カメラ店を覗く

今日は,朝から博多に用事があった。これまで,博多に行ったことは,ほんの数回しかない。今日は,この機会を利用して,博多の中古カメラ店を覗いてみようと思ったのである。
 かつては,博多駅の近くにも,「カメラのドイ」をはじめ,いくつかの中古カメラを扱うお店が集中していたらしい。しかし,いま,それらはすべてなくなってしまったそうだ。博多駅から少し離れた天神付近に,いくつかのお店があると聞いたので,そちらの方へ行ってみようと思う。タカチホカメラ3階のレモン社,カメラのキタムラ天神店,ゴゴー商会といったあたりだ。

タカチホカメラは,天神の駅を出たところにある。まずは,ここを覗いてみることにした。狭い階段を上がっていくと,さっそくライカが並べられたウィンドウがある。お店は広くないが,ウィンドウはそこそこの数があり,扱っているジャンルも広い。気になるアイテムはいくつかあったのだが,いま,求めているものとは違うので,今回は購入には至らない。ここに期待していたものは,ローライフレックスSL35用のレンズあるいはタムロン・アダプトール2マウントであった。

タカチホカメラを出て,天神のアーケード街を奥に進むと,カメラのキタムラ天神店がある。中古カメラのフロアは,2階に広く取られている。カメラのカテゴリによってウィンドウが分けられているような,カメラのカテゴリは意識されていないような,不思議な商品配置であった。よく見ると,「最近入荷したもの」というウィンドウや,「消耗品」というウィンドウがあり,それらのために,展示されているカメラのカテゴリが整理されていないように見えるのであった。
 なお,ここでいう「消耗品」とは,フィルムや電池のように「使えば減る」ものではない。また,ファインダースクリーンやリモートケーブルのような,いわゆるアクセサリでもない。「ジャンク」あるいは「ジャンクに近い状態」のものを指しているようだ。また,「消耗品」の展示されているウィンドウ内には,「ジャンク」と明記されたものもある。また,そのウィンドウには「修理を楽しもう」という意味の貼り紙すらある。
 なかなか楽しそうなお店だ。
 そんなお店だが,「ジャンクワゴン」もちゃんと存在する。コンパクトカメラやポラロイドカメラなどの「ジャンク品」が積み上げられている。結局,そのなかから,「ポケットフジカ350ズーム」を救出した。これは,1976年に発売された110フィルム用のカメラで,その名称のとおりズームレンズを搭載したものである。レンズに激しくカビが生じているが,これくらいは拭き取ることができそうだし,そもそも本気で撮影のために使うことはないだろうから,これでいいのだ。

続いて,ゴゴー商会の方へ歩いて行こうと思ったら,雨が激しくなってきた。ゴゴー商会を訪れるのは,次の機会にしようと思う。


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