撮影日記


2007年01月03日(水) 天気:曇

ラムネ菓子はどこへ行った?

「ラムネ」というと,まず,清涼飲料水を思い浮かべる人が多いであろう。フランスの思想家のラムネ(Lamennais)氏を思い浮かべる人は,よほどの変わり者であるに相違ない。これが,坂口安吾氏の「ラムネ氏のこと」の「ラムネ」氏と関係あるのかどうかは忘れた(笑)。たしか,中学校だったかの国語の教科書に載っていた記憶があるのだが。

今日,ここで話題にしたい「ラムネ」は,清涼飲料水ではなく,お菓子の「ラムネ」である。たいてい白くて,錠剤状につくられている,あのお菓子の「ラムネ」である。かつて,その錠が5つづつくらい,いろいろな色のセロハンにくるまれて,それが大きな袋に入った状態で売られていたはずだ。
 それを,最近,見かけないのである。
 ラムネ菓子そのものがなくなったわけではないようだ。清涼飲料水のラムネの瓶に似た形状の容器に入ったラムネ菓子は,スーパーマーケットでもコンビニエンスストアでもドラッグストアでも,およそお菓子を扱っているお店であれば,容易にみつけることができる。しかし,私が求めているラムネ菓子は,少し違う。ラムネの瓶に似た形状の容器に入っているラムネ菓子は,甘く硬い。一方,いろいろな色のセロハンにくるまれたラムネ菓子は,少々酸味が強く感じられたはずであり,また,口に入れるとしゅわーっと溶け去る感触もよいのである。
 気になって,スーパーマーケットに寄る機会があれば,気をつけてみた。広島市内で,何件かの「フレスタ」「ゆめタウン(イズミ)」「ユアーズ」などを覗いてみた。どこにも,みあたらなかった。大阪にでは「スーパー玉出」を覗いてみたが,やはりない。ようやく「近商ストア」でみつけたものが,この「ラムネ」である。

この「自然味良品」というシリーズは,広島市内のスーパーマーケットでもみかけることのあるシリーズである。しかし,この「ラムネ」は,みあたらなかったのである。少なくともこうやって製造され,実際に流通している例もあるのだから,広島市内でもどこかできっと,こういう「ラムネ」が売られているはずだ。みつけた方は,ぜひ教えていただきたい。

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